2.こんな生活がメタボを招くメタボリックシンドローム 「実践編」

メタボリックシンドロームのある人の多くは、食事や運動などの生活習慣の面で、特徴的な傾向がみられます。たとえば、食事面では、脂っこい食事を好み、早食い、どか食い、不規則な食事時間、運動面では、歩くのが嫌い、移動はいつも車を使う、階段よりエスカレーターやエレベーターを利用するなど、結果的に内臓脂肪がたまるような毎日を送っているケースがほとんどです。
食べたものを運動などで消費すれば問題ないのですが、食べ過ぎや運動不足など、エネルギーの摂取と消費のアンバランスが続くと内臓脂肪が蓄積していきます。
あなたの毎日、チェックしてみましょう。

メタボリックシンドロームの自己チェック
(1)が当てはまり、なおかつ (2)~ (4)までの中で2つ以上当てはまる場合は、メタボリックシンドロームと診断されます。(1)腹囲 | 男性で85cm以上女性で90cm以上 |
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(2)高血圧 | 最高血圧が130mmHg以上 最低血圧が85mmHg以上 (どちらか、または両方) |
(3)高脂血症 | 中性脂肪値が150mg/dl以上 HDLコレステロール値が40mg/dl未満 (どちらか、または両方) |
(4)高血糖 | 空腹時血糖値が110mg/dl以上 |

東京逓信病院内科部長 宮崎滋