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生活習慣改善
LIFESTYLE MODIFICATION

3.リスクが重なる前の予防が大切です。メタボリックシンドローム 「基礎編」

腹囲が基準値を超えていれば内臓脂肪がたまっている可能性がありますが、血糖値、血圧、血中脂質が正常範囲であれば、特定保健指導(動機づけ支援や積極的支援)の対象にはなりません。しかし、ならないからといって、安心はできないことが、兵庫県尼崎市の職員を対象とした先駆的な研究で示されています。
それによると、54歳で脳梗塞を発症したAさんは、その健康状態をさかのぼって調べると、30歳代から肥満があり、42歳で中性脂肪が高いことを指摘され、44歳で高血圧、低HDLコレステロールなどのリスクの重なりが認められました。 もしリスクが出はじめた42~44歳の頃から、あるいはもっと早く、他にリスクはないものの肥満だった30歳代の頃から、生活習慣の改善に取り組んでいれば、Aさんは脳梗塞にならずにすんだと考えられます。
生活習慣のなかの問題点を洗い出し、リスクが重なる前に対策を始めることの重要性がわかるでしょう。

 

メタボリックシンドロームの早期対策の重要性(尼崎市の報告より)

中高年男性の4人に1人がメタボ!?

POINT!

平成17年国民・健康栄養調査によると、40歳以上の男性の4人に1人はメタボリックシンドロームが強く疑われ、予備群を含めると実に2人に1人の割合にのぼります。40歳を過ぎたら、男性の半数はメタボリックシンドローム対策を始めるべきなのです。さて、あなたは?

医学監修
東京逓信病院内科部長 宮崎滋