子宮の検査

所見 所見の説明
頚管(けいかん)
ポリープ
子宮頚管(膣に近い部分)粘膜の腫瘤です。まれに悪性の場合があることもあり、念のため精密検査が必要です。
子宮筋腫
(しきゅうきんしゅ)
子宮の筋肉が増殖しこぶのようなものができることです。自覚症状のない人もいますが、症状として多いのが、過多月経と不正出血です。月経量が増加するので、めまい、息切れなどの貧血の症状が起こる場合もあります。
子宮頸部異形成
(しきゅうけいぶいけいせい)
子宮頸部の上皮に異型な細胞がみられます。この状態では悪性とは判断できず、精密検査が必要です。
子宮膣部
(しきゅうちつぶ)びらん
子宮の下部の子宮膣部が赤くただれた状態をいいます。おりものが非常に多い場合や出血する場合は治療を行うこともあります。
子宮内膜症
(しきゅうないまくしょう)
月経を起こす、子宮内膜と同じ性質や機能を持った細胞が卵巣、子宮の壁内や腸などに発生し、増殖や出血を繰り返してしまう病気です。
卵巣嚢腫
(らんそうのうしゅ)
卵巣腫瘍のうち、のう胞を形成する腫瘍です。大部分は良性ですが、一部に悪性腫瘍があるので、念のため精密検査が必要です。

監修:(財)日本予防医学協会