貧血を調べる血液検査血液を調べる検査
- 貧血を調べる血液検査
- 血液一般検査
- 肝機能を調べる血液検査
- 脂質代謝を調べる血液検査
- 腎機能を調べる血液検査
- 膵機能を調べる血液検査
- 糖代謝を調べる血液検査
- 栄養状態を調べる血液検査
- 電解質を調べる血液検査
- 前立腺を調べる血液検査
- 筋肉を調べる血液検査
- 肝炎ウイルスの血液検査
- STD(性感染症)の血液検査
- 感染症や免疫異常を調べる血液検査
- がんの手がかりを得る検査(腫瘍マーカー)
検査名称
赤血球数(せっけっきゅうすう)、ヘモグロビン(Hb)、ヘマトクリット(Ht)
基準値
[男性]
赤血球数(RBC) 438~577万個/μℓ(マイクロリットル)
ヘモグロビン(Hb) 13.6~18.3g/㎗(デシリットル)
ヘマトクリット(Ht) 40.4~51.9%
[女性]
赤血球数(RBC) 376~516万個/μℓ(マイクロリットル)
ヘモグロビン(Hb) 11.2~15.2g/㎗(デシリットル)
ヘマトクリット(Ht) 34.3~45.2%
どんな検査?
貧血の診断には、血液中の赤血球数、ヘモグロビン量、ヘマトクリットの3つの検査値が用いられます。とくにヘモグロビンの数値が重要です。女性の半数は貧血といわれるほど貧血は女性に多いトラブルです。貧血の原因はさまざまですが、貧血の陰に婦人科の病気をはじめさまざまな病気が潜んでいることも少なくありません。
検査で何がわかる?
赤血球数(RBC)
赤血球は、肺で酸素を受け取って全身の細胞に送り届け、細胞で不要になった二酸化炭素を受け取って肺まで運んでいます。赤血球数が減ると貧血を起こします。逆に赤血球数が増えると、血液が流れにくくなったり、血管が詰まりやすくなる「赤血球増多症(多血症) 」が疑われます。
赤血球数減少の原因として多いのは「鉄欠乏性貧血」で、食事中の鉄分の不足や、ダイエットによる栄養不足、痔、胃潰瘍(いかいよう)などによる出血、胃がん、関節リウマチなどが考えられます。
赤色素量 ヘモグロビン(Hb)
ヘモグロビンは赤血球の中にある赤い色素で、酸素と結合して、その酸素を全身に運んでいきます。貧血検査でいちばん目安とされるのが 血液100mlに何gあるかを調べます。減少すると貧血になります。
ヘマトクリット(Ht)
血液中に含まれる赤血球の割合を示すものです。赤血球が減れば、当然ヘマトクリットも減ります。