頸動脈超音波検査(頸部血管エコー)画像診断
- 胸部X線検査(単純撮影)
- 上部消化管(食道・胃・十二指腸)X線検査
- 下部消化管(大腸)X線検査
- CT(コンピュータ断層撮影)検査
- MRI(磁気共鳴画像)検査
- MRA検査(磁気共鳴血管撮影)
- 気管支内視鏡検査
- 上部消化管(食道・胃・十二指腸)内視鏡検査(胃カメラ)
- 下部消化管(大腸)内視鏡検査(大腸ファイバースコープ検査)
- 心臓超音波検査(心エコー)
- 腹部超音波検査(腹部エコー)
- 頸動脈超音波検査(頸部血管エコー)
- PET(ペット)検査
- SPECT(スペクト)検査
どんなときに受ける?
脳血管疾患や動脈硬化(どうみゃくこうか)などの異常が疑われる場合に受けます。脳ドックや人間ドックなどでも用いられています。
どんな検査?
[頸動脈超音波検査(頸部血管エコー)]
首のところには、心臓から脳に血液を送る頸動脈があります。この頸動脈に向けて、超音波を送信し、はね返ってくる反射波(エコー)を画像化して、頸動脈の動脈硬化がないかを調べます。検査時間は30分程度です。
検査で何が分かる?
頸部動脈エコーでは、動脈硬化が原因で、動脈の血管の壁(内膜)が厚くなったり狭くなっているようすを写し出すことができます。
頸動脈の動脈硬化が進んでいるほど、ほかの部位の動脈硬化も進んでいると考えられます。このことから、動脈硬化が原因となる心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳梗塞(のうこうそく)、大動脈解離(だいどうみゃくかいり)などの命にかかわる病気が発症する危険度を推測することができます。
検査のときの注意/受けるときのポイント
首にゼリーのついたプローベ(超音波発振機)を当てて、頸動脈のようすを観察していきます。検査を受けやすいように、首を出すことができる服を着ていきましょう。
異常があるときに疑われる病気
動脈硬化の進行度がわかるほか、脳梗塞(のうこうそく)、心筋梗塞(しんきんこうそく)、狭心症、大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)、閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)などの危険度もわかります。
異常がみつかったら?
動脈硬化が高度である場合は、血流状態を把握するためにさらにカラードプラー法(血流の状態を色分けして表示する装置)を用いて狭窄の程度を調べていきます。