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検査名称
ACP(酸性フォスタファーゼ)
基準値
ACP(酸性フォスタファーゼ) 0.1~0.7U(ベッシー・ローリー法)
どんな検査?
ACP(酸性フォスタファーゼ)は、安静の条件下で体内のリン酸を分解する酵素です。
体に何らかの異常があると、血液中のACPが増加します。ACPの量を測ることで体の異常を見つけることを目的とした検査です。とくに前立腺(ぜんりつせん)の異常を探る手がかりを得るためによく用いられています。
検査で何がわかる?
ACP(酸性フォスタファーゼ)
ACPは全身のほとんどの組織や細胞のなかに含まれていますが、含まれる臓器によって、少しずつ性質が異なります。その中でも、前立腺の組織に多く含まれる前立腺フォスタファーゼ(PAP)は、前立腺に何かの異常があると、血液中に増えてきます。そのため、前立腺がんの早期発見や治療効果の判定に利用されています。
血液中のACPが高値を示すときに疑われるのは、男性では、前立腺肥大、前立腺がんです。とくに高齢の男性の場合、前立腺がんの可能性があるので、泌尿器科での詳しい検査が必要です。
そのほかにも、骨や血液、肝臓などの疾患の可能性もあります。これらの診断を確定するためには、X線検査、内視鏡検査などをあわせて行います。