プラスコラム
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男の日傘デビューしましたか?

暦の上では秋ですが、猛暑続きで、ギラギラ降り注ぐ太陽の光がつらいですね。

環境省は、男性にも日傘の使用を呼びかけ始めました。

 

環境省が日傘男子を推奨

「日傘なんて必要なし」と思っている男性も多いことでしょう。

でも、記録的な猛暑日がまだまだ増えそうな様子。

ここ数年は「命にかかわる危険な暑さ」などというフレーズもよく耳にするようになり、熱中症で倒れる人は年々増加傾向にあるといわれています。

環境省は熱中症対策として、男性にも日傘の活用を促す取り組みをはじめています。

 

熱中症対策に効果あり

日傘といえば、女性は紫外線対策として選ぶ人が多いようですが、それだけではありません。日傘には、熱中症対策としての効果も期待されているようです。

実際、環境省が2018年度に行った熱中症の危険度を示す暑さ指数の測定では、日傘をさした場合、ささないときと比べて1~3℃程度、暑さ指数(WBGT)の低減効果があったと報告しています。

また、今年度男性6名を被験者として行った実験では、日差しを99%カットする日傘を使用した場合、帽子をかぶっただけのときと比べて汗の量が17%も減ったことがわかったそうです。

とくに、外回りの多い営業マンにとって、猛暑日の熱中症対策は必要不可欠。

熱中症対策に、暑さ指数も汗の量も減らしてくれる日傘の使用をおすすめします。

 

薄毛対策の一環としても

熱中症対策に効果がある日傘ですが、実は薄毛対策にも有効だといわれています。

夏は強い紫外線を浴びることで、髪や頭皮がダメージを受けて、秋に抜け毛が起こりやすくなるといわれています。

ギラギラと照りつく日差しの中、最も紫外線が当たる場所が頭頂部です。

薄毛が気になる人は、日傘を使って頭皮や毛髪に直接紫外線を浴びないようにしたいですね。

 

機能性もありデザインも豊富なメンズ日傘

今年は、男性用の日傘の売れ行きも好調なようです。

軽量タイプのものや晴雨兼用の日傘など、デザインやカラー、機能性を兼ね備えたおしゃれなかっこいい日傘がさまざま出ているようです。

今年は日傘デビューをして、熱ストレスとサヨナラしませんか?

 

<参考URL> 

*「日傘の活用推進について~夏の熱ストレスに気を付けて」(環境省)

https://www.env.go.jp/press/106813.html

 

*「九都県市日傘貸出イベントにおける暑さ指数(WBGT)の測定・提供について』(環境省)

https://www.env.go.jp/press/105746.html

 

 

プロフィール

医療ライター
中出 三重

株式会社エム・シー・プレス勤務(医療ライター・編集者)

*出版社勤務、フリー編集者を経て、企画・編集室/株式会社エム・シー・プレス勤務。

*女性を取り巻く医療と健康、妊娠・出産・育児の他、予防医学、治療医学などを中心に、多くの単行本を企画・編集・執筆。

*楽しく食べること、おいしく飲むことをこよなく愛する。休日の楽しみは公園ごはんと街歩き。