プラスコラム
PLUS COLUMN

現代人はいつも酸欠状態?!

イライラしているとき、スマホを見ているとき――気づくと呼吸が浅くなっていませんか?

酸素不足は脳の働きを低下させ、老化に結びつくのでご用心!

 

現代人は無意識のうちに酸欠状態に?

現代人は、心に体にかかるストレスから、知らず知らず呼吸が浅くなっていると言われています。

毎日あたりまえのようにしている呼吸ですが、そういえば深くゆっくりした呼吸なんて、

長らくしていなかった気がするという人も多いのではないでしょうか。

呼吸によって体内に取り込まれた酸素は、血液中にとけこんで全身の細胞に取りこまれて

体のすみずみまで運ばれてエネルギーにかわります。

酸素を体内に十分に取り込むには、ゆったりとした深い呼吸が必要です。

ところが、日々忙しくストレス社会の現代では気づかないうちに浅く速い呼吸になっているといわれています。

 

緊張・ストレスがあると浅い呼吸に

浅い呼吸になるのは、たとえばこんなとき……

・イライラしているとき

・あせっているとき

・怒っているとき

・緊張しているとき

・スマホやパソコンに集中しているとき

・猫背の姿勢のとき

思いあたるふしはありませんか?

 

意識的に深呼吸しよう!

呼吸が浅くなると、は血中の酸素が不足しているため、体や脳の働きに悪影響がもたらされると

言われています。

また、浅い呼吸が続くと全身を細胞は酸素不足となり、細胞は活性化されずに、

ダイレクトに老化に結びつくとも。

脳をすっきりさせるためにも、老化防止のためにも、意識的に深い呼吸を心がけてみませんか?

 

ポイントは吸うことよりも吐くことを意識して、ゆっくりと行うこと。

疲れたとき、落ち込んだときに私たちは深いため息をつきますが、じつは、ふう~っと

深いため息をつくことで、たくさんの酸素を体内にとりこむことでリフレッシュできるそうなのです。

 

おやすみ前の深呼吸が快眠を誘う

できるだけ深い呼吸を心がけたいものですが、忙しい昼間はついつい深い呼吸をすることなど

忘れてしまいがち。

そこで、おすすめしたいのは、眠る前の深呼吸。

ゆっくりしっかり肺をふくらませて深呼吸をすると、副交感神経優位になってリラックスできるといいます。

副交感神経が有意になれば、寝つきもよくなり、翌朝の目ざめもすっきり。

おやすみ前にぜひ試してみてください。

 

 

<参考URL>

*「深呼吸で気分をコントロール ストレスと上手に付き合う呼吸法」(くうきコラム パナソニック)

https://panasonic.jp/aircon/air_letter/column/201805_stress.html

 

*「快眠に役立つ呼吸法」(西川産業)

https://www.nishikawasangyo.co.jp/column/lifestyle/20180212160000/

プロフィール

医療ライター
中出 三重

株式会社エム・シー・プレス勤務(医療ライター・編集者)

*出版社勤務、フリー編集者を経て、企画・編集室/株式会社エム・シー・プレス勤務。

*女性を取り巻く医療と健康、妊娠・出産・育児の他、予防医学、治療医学などを中心に、多くの単行本を企画・編集・執筆。

*楽しく食べること、おいしく飲むことをこよなく愛する。休日の楽しみは公園ごはんと街歩き。