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プラスコラム
PLUS COLUMN

涙を流すと健康になれる?

くやし涙に怒りの涙、うれし涙に感動の涙……涙にもいろいろありますが、あなたは最近、涙を流しましたか? 

泣くことは体にいろいろいいことがあるようです。

 

感情によって涙を流す動物は人間だけ?

「涙は何のためにあるのか?」

……そんなことをふだんは考えることなどないでしょうけど、あらためて調べると、

(1)目の乾燥を防ぐ、

(2)目に酸素や栄養を供給する、

(3)感染を防ぐ、

(4)目の表面の傷を治す、

(5)目の表面をなめらかにする

といったはたらきがあるそうです(大塚製薬HP「涙の働きと構造」より)。

 

でも、じつはそんな医学的な意味での「涙」よりも、うれしかったり、くやしかったり、感動したり、悲しかったりしたときに流す涙のほうが、より現実的で親近感があります。

そうした感情の動きに合わせて涙を流す動物は人間だけだといわれています。

それしても感極まるというか、胸が熱くなるというか、そんなときになぜ私たちは泣いてしまうのでしょうか。

 

涙には心身をリラックスさせる効果が?

セロトニン研究の第一人者・有田秀穂先生によれば、感極まって流す涙を「情動の涙」と呼ぶらしいのですが、「情動の涙には、そのとき高まっている感情を抑え、心身をリラックスさせる力が秘められている」ということです。

また、社会生活の中で、「(人間は)涙を流すというストレス解消法を身につけたのではないか」とも先生はおっしゃっています(日経新聞2010/5/21)。

つまり感動したときの涙にはストレスを解消する効果があるらしいのです。

他にも免疫力をアップさせる、よく眠れるようになるなど、体にいいことがいろいろ。

 

「涙は泣くためにある」って?

私たちは、人前で泣くのをよしとしないというか、体裁が悪い、恥ずかしいといったような、泣くことにマイナスな感情を抱く傾向があるようです。

でもそんな時代ではないようです。

「涙は泣くためにある」……なんてことを誰かがいったとかいわないとか……。

「涙活(るいかつ)」とかいうのも流行りらしいです。

では涙なら何でもいいのか。

例えばタマネギを切ったときの涙でもリラックスできるかって?

そのあたりのことは次回ということで……。

 

<参考URL>

*「健康カプセル!ゲンキの時間『涙活』」(CBCテレビ)

http://hicbc.com/tv/genki/archive/180311/

 

*「涙にリラックス効果あり!?笑顔になれる上手な涙の流し方」(ロート製薬(株))

http://fufufu.rohto.co.jp/feature/339/

 

*「ただ泣けば良いものじゃなかった!?ただしくストレスを解消する『涙活』のメソッド」((株)ヤクルト本社)

http://www.yakult.co.jp/bf-1/magazine/09.html

プロフィール

医療ライター
中出 三重

株式会社エム・シー・プレス勤務(医療ライター・編集者)

*出版社勤務、フリー編集者を経て、企画・編集室/株式会社エム・シー・プレス勤務。

*女性を取り巻く医療と健康、妊娠・出産・育児の他、予防医学、治療医学などを中心に、多くの単行本を企画・編集・執筆。

*楽しく食べること、おいしく飲むことをこよなく愛する。休日の楽しみは公園ごはんと街歩き。