
夕方になると足がダル重~い どうする? 足のむくみ対策
夕方になると足が重くなる、パンプスがきつくなる、靴下の跡がくっきりつく…足のむくみに悩む女性は多いですね。
今回は「むくみを遠ざける生活術」をご紹介します。
どんな人がむくみやすいの?
病気などの特定の原因がない一過性のむくみは、ライフスタイルが大きく関係しているといわれています。
どんなライフスタイルがむくみの原因をつくってしまうのでしょうか?
主な原因をみていきましょう。
★立仕事、座り仕事をしている
同じ姿勢を続けていると、ふくらはぎの筋肉を動かさないために血行不良になり、水分が停滞してむくみが起こるといわれています。
★足の筋力が低下している
ふくらはぎの筋肉は、脚の静脈血を押し出すポンプの役割をしているそうです。
そこで血液を戻すためのポンプの役割を果たすのがふくらはぎの筋肉なのです。
運動不足で筋肉量が少ないと、筋肉のポンプが弱くなり、足がむくみやすくなるといいます。
また、過度なダイエットで筋肉を減らしてしまうこともむくみの一因に。
中高年からは、足の筋力の低下にともなって、足がむくんでしまうことがあるそうです。
★体を締め付ける下着や服装をしている
体を締め付けるような下着やぴったりした服装は、血液の循環を妨げるため、冷えたり、むくみやすくなったりするといわれています
★ハイヒールを履いている
ハイヒールや足を締め付けける靴を好んで履いていませんか?
靴による締め付けで足の血行が悪くなり、余分な水分がたまりやすくなるそうなので、気を付けて。
そのほか、寝不足や疲労・ストレス、冷え、水分・塩分のとりすぎや飲酒の翌日、生理前、妊娠中などにもむくみが起こりやすくなるといわれています。
むくみを遠ざけるための生活習慣
病気が原因ではない一過性のむくみなら、生活を見直したりセルフケアを行うことで、むくみ解消や予防にもつながるといいます。
むくみを遠ざけるために、以下の点を心がけましょう。
(1)デスクワークの人は、ときどき足を動かす。
足のむくみ・予防にはじっとしていないで足を動かすことが大事。
デスクワークの人は、座りながらときどきかかとやつま先を動かすとよいといわれています。
あまり格好よくありませんが、貧乏ゆすりもよいそうですよ。
(2)弾性ストッキングを着用する
立ち仕事の人は弾性ストッキングの着用が効果的だといわれています。
着圧ハイソックスやふくらはぎサポーターなどから始めてもいいかもしれません。
(3)適度な運動を行う
ふだんからよく歩いて足の筋肉を鍛えましょう。
スクワットなどもよいそうです。
(4)足をあげて休む・マッサージをする
休憩時間は椅子などに足をのせて、足を腰より高く上げて休みましょう。
眠るときも、クッションなどを利用しましょう。
足のマッサージも効果的です。
(5)シャワーではなくお風呂に入る
末梢の血液循環をよくするためには、湯船につかるのがいちばん。
湯船に入ったときにかかる水圧が、自然なマッサージ効果となるそうです。
(6)水分・塩分をとりすぎない
水分・塩分は適度にとることを心がけ、料理は薄味にしましょう。
(7)栄養バランスに気をつける
栄養バランスのとれた食事を心がけます。
むくみが気になるときは、塩分の排出を促すカリウムをたっぷり含んだ食品を。 カリウムの多い食品には、アボカド、バナナ、ヒジキなどの海藻類があります。
またビタミンEは血流改善に効果があるといわれています。そのほか冷え性改善やアンチエイジング効果もあるそうですから、女性にとってはうれしい栄養素ですね。
ビタミンEは、かぼちゃや大根の葉、ホウレンソウ、春菊、ブロッコリー、アボカド、アーモンドなどのナッツ類やゴマ、植物油に多く含まれているそうです。
むくみはちょっとした心がけで遠ざけることができます。
できることから実践してみませんか?
<参考>
*「ちょっと気になる足のむくみ」(『栄養と料理』2019年2月号 女子栄養大学出版部)
*『「脱・冷え性」で、さびない、むくまない、太らない』(オレンジページ 監修/渡邊賀子)
*『20代からの女性ホルモンバイブル』(河出書房新社 監修/中村裕恵)