プラスコラム
PLUS COLUMN

生理痛や生理前のイライラに

女性ホルモンの影響ややストレスで、生理不順や生理痛に悩まれている方は多いと思います。
PMS(月経前緊張症候群)においては、30代~40代が発生のピークだといわれています。PMSは、むくみ、体重増加、便秘、頭痛、気分の変動など、さまざまな症状を引き起こしますが、実際、働く女性の多くがPMSの悩みを抱えています。
このような症状と無理なく付き合っていくために、アロマオイルを活用して、症状を和らげてくれるアロセラピーを取り入れてみましょう!

生理痛の緩和に

サイプレス

サイプレスは血の循環を整え、生理痛や月経過多などの症状に役立ちます。リンパ腋の滞留を改善し、むくみを緩和してくれます。
また、不安定な気持ちを安定させる作用もあります。

クラリーセージ

分娩時の痛み緩和に使われるほど、婦人科系の痛みには効果てき面のオイルです。
生理の時や生理前の免疫力が落ちやすい時期にもオススメで、強壮作用で疲れやすい体を元気にしてくれます。
*妊娠中はご使用になれません。分娩時のご使用も、アロマセラピストに相談の上お使いください。

ラベンダー

鎮痛作用で、生理による腹部の痛み、頭痛などを緩和してくれます。生理の緊張によって起きる筋肉の凝りや痛みにも効果的です。
ラベンダーはまた、神経の緊張を和らげ、気持ちの高ぶりを解消させてくれます。

生理痛ケア

生理痛を感じたら、上記のオイルを濃い目の希釈でキャリアオイルとブレンドし、腹部や仙骨に浸透させるように優しく塗布してください。

オススメブレンド
キャリアオイル大さじ1・サイプレス2滴・クラリーセージ2滴・ラベンダー3滴

生理前緊張症候群(PMS)の症状に

むくみの軽減

ジュニパー 

ジュニパーには、利尿作用があり、腎臓や泌尿器系に働きかけ、体内の水分滞留を改善する働きをします。
キャリアオイルにブレンドし、リンパを体の中心へ戻すように、体の末端から中心へ流すようにマッサージをしてください。毎日続けると、むくみだけでなく、体の冷えや疲れなども改善されていきます。
フェンネルやゼラニウムオイルでも代用していただけます。お持ちのオイルでお試しください。

気持ちの落ち込みやイライラに

ベルガモット

ベルガモットは不安定になった気持ちや心を深く落ち着かせ、気持ちを明るく前向きにしてくれます。
今日は、なんとなく気持ちがスッキリしないなぁ、という日は、ベルガモットとティッシュを準備して、いつでもどこでも香りがかげるように用意しておきましょう。

カモミールローマン

緊張によって起きるイライラや気持ちの落ち込みを、神経をリラックスさせることで和らげてくれます。
痛みの緩和にも効果的ですので、生理痛にもお使いいただけます。
先ほどのサイプレスやラベンダーとブレンドしてお使いいただくと、PMSや生理痛により効果的です。

リコリス(ハーブティ)

PMSは、過剰なエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の不足の両方が原因で起きると言われていますが、リコリスは、その両方のホルモンのバランスを調整し、エストロゲンの分泌を抑え、同時にプロゲステロン値を上げる働きをするハーブとして、よく知られています。
リコリスは、ほのかに甘いお味で、いろいろなハーブとの相性が良く、ブレンドしてもよく使われています。
毎日、ブレンドを変えて、いろいろなお味でお楽しみください。

 

ストレスもまた、生理痛やPMSの症状を悪化させてしまう大きな原因の一つです。
時間に追われる毎日ですが、一日のうちで、ゆっくり深呼吸して、リラックスする時間を必ず作ってくださいね。自分の体と上手に付き合っていきましょう!

プロフィール

トマス 玲子 Reiko Thomas
アロマセラピスト
トマス 玲子 Reiko Thomas

Terrace AOYAMA マネージャー

英国IFPA(ITHMA, Dip) 認定アロマセラピスト
ARTQ認定妊産婦ケアマスター
ITHMA Aromatherapy & Massage in Pregnancy Certificate