あなたの平熱、低めではありませんか?
日本人の平熱の平均は一般的に36.6℃~37.2℃くらいだといわれています。
けれども近年は体温が35℃台と、体温が低めの人が少なくないようです。
あなたの平熱は、何度くらいですか。
現代人は体温が低め?
現代人は一般的に体温の平均値が低下傾向にあるといわれています。
一説によると日本人の平均体温は、約60年前に比べて平均で約0.7度も下がっているとか。とくに女性の場合は平熱が36℃以下の人が4割近くいるといったデータもあるようです。
体温には個人差があるといわれていますが、平熱が35℃台の人は「低体温」といわれるそうです。
「体温低め」は病気や不調につながることが
体温が低めで体が冷えていると、代謝や血流、自律神経の働きが低下するといわれています。その結果、肩こりや冷え症に悩まされたり、ホルモンバランスが乱れたり、ほかにも便秘や肥満などさまざまな不調につながる恐れがあるといいます。
また私たちの体には、体内に侵入したウイルスや細菌、体内にできてしまったがん細胞などから身を守る免疫機能が備わっていますが、体温が下がると免疫力も低下してしまうことが知られています。
体温が低めの人は、健康を維持するためにもできるだけ体温を上げたいものですね。
こんな人が「体温低め」の傾向に
では、体温が低めの人はどのような傾向があるのでしょう。
(1)運動不足の人
筋肉は人間の体の中でもっとも多く熱を生み出す器官であり、体温の維持に不可欠だといわれています。
ところが現代人は総じて運動不足。歩く機会が減っている上に、デスクワーク中心の仕事やリモートワークなどで、身体活動量は大幅に減少傾向に。その結果、筋肉量も減少して体温が上がりにくくなっているといいます。
(2)ストレス、自律神経の乱れ
筋肉の減少は、運動不足だけでなくストレスも大きく関わっているそうです。
ストレスがかかるとコルチゾールというホルモンが分泌されます。このコルチゾールは筋肉を分解するため、熱を生み出しにくくなるといいます。
また、体温調節は自律神経が行っていますから、ストレスによって自律神経が乱れることも低体温の要因になるようです。
(3)朝食を抜いている
朝食は、寝ている間に低下した体温を上昇させ代謝を高めます。朝食抜きで出かけていませんか?
朝起きてエネルギーを補給しないと、体温を上げるための熱がつくられにくくなるといわれています。
生活習慣を見直して体温UPを目指そう
体温が低いのは体質というよりも、筋肉不足や生活習慣の乱れが大きく関係しているそうです。以下の生活習慣を見直して体温を上げ、体の免疫力を高めましょう。
(1)運動不足を解消しよう
寒いと体を動かすことがおっくうになりがちですが、筋肉を減少させないためにも、意識的に体を動かしましょう。
早歩きやスクワット、かかと上げなど無理なくできる運動を日常にとりいれることが大切です。
(2)ストレスケアをしよう
またストレスは体温調節を司る自律神経を乱し、低体温の原因になります。
睡眠時間をしっかり確保したり自分なりのストレスケアを心がけて、心も体も休める時間をつくりましょう。
(3)朝食をとろう
朝食抜きは、体温が上がらない原因になるだけでなく、血糖値の急激な上昇や栄養不足、集中力の低下など健康上のリスクやデメリットが多いことが知られています。
朝食をとって、1日を元気に過ごしましょう。
(4)「温活」をしよう
体を温める食材には、生姜やにんにく、ねぎ、味噌や納豆などの発酵食品や根菜類があります。また熱産生の材料となる肉や魚などのたんぱく質もバランスよくとることが大事です
入浴も「温活」の大事なポイントになります。シャワーだけですませないで、じんわり汗をかくように38~40℃のお湯にゆっくりつかると、体の芯から温まりリラックス効果も高まります。
入浴後にストレッチをすると、血行がさらに促進されるそうなので試してみてください。
体を冷やさないためには「首」「手首」「足首」の「3つの首」を温めることが大事。また体の中心を温める腹巻も有効です。薄手で保温力のある腹巻が数多く販売されています。夜だけでなくぜひ昼間も腹巻を活用してください。
<参考>
※「もう冷えない 温活のススメ」(暮らすメイト/東京新聞2026年1月号)
※「体温を上げて 免疫力アップ」(サワイ健康推進課/沢井製薬株式会社)
※「体温が低いと何が起こる?要注意の症状や原因と対処方法とは」(健康コラム/シチズン・システムズ株式会社)
※「朝ごはんを食べないと?」(農林水産省)





