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かかとのガサガサは、足や靴問題も一因に

寒さが厳しいこの季節。かかとの荒れが本格的になって、ガサガサ、ゴチゴチ。ひび割れた鏡餅みたいになっていませんか?  

 

足のかかとが乾燥しやすいわけ 

 体の中でもとくに乾燥しやすいのが足のかかとだといわれてます。 

というのも、かかとには皮脂腺がないからなのだそうです。 

 皮脂が多いと化粧崩れしやすいために、悪者にされがちですが、皮脂は肌のうるおいを保つための重要な役割があることが知れられています。 

けれどもかかとには皮膚の潤いを保つ皮脂腺がないために、空気が乾燥しやすい冬は、ケアを怠るとすぐにガサガサと荒れてひび割れてしまうそうです。 

 

足や靴の問題も原因のひとつ 

 かかとのガサガサの原因は、乾燥だけではありません。実は足や靴の問題などもかかとのひび割れの原因になるといわれています。 

 かかとは歩くときに最も衝撃を受ける場所です。その重みや衝撃に耐えうるように防御機能として、もともと角質が厚くなっているそうなのです。 

そこに歩くときの体重が加わることで、かかとがひび割れていくのです。 

 加えて、加齢や運動不足などで足のアーチが崩れていると「浮き指」といって足指を使わずに体重を支えている状態になります。そのために体の重心の位置は常にかかと側に移っています。 

 かかとに余計な負荷がかかればその分角質が厚くなりやすく、これがかかとのガサガサにつながっていくとされてます。 

 また合わない靴も要因のひとつ。 

足に合わない靴を履いていれば、かかとがこすれて、慢性的な摩擦が加わって、かかとの角質が厚くなるといわれています。 

  

ガサガサを遠ざけるセルフケア 

 かかとのガサガサ対策は、以下の2つの面からアプローチすることをおすすめします。 

(1)かかとに対する摩擦・刺激対策 

 大切なのは、かかとが靴の中でこすれないように、足のサイズにあった履き物を履くことです。 

浮き指も、足に合わない靴を履くことによって起こるといわれていますので、シューフィッターのいる店で、靴を選ぶのもひとつの方法です。 

浮き指対策としては足指のストレッチも有効だといわれています。 

 なお、夏もかかとがガサガサになる人は、サンダルなどかかとがパカパカするような履物はかかとに摩擦が加わるので、履くのは控えたほうがよさそうです。 

(2)乾燥対策 

 何より保湿が大切です。 

角質ケアができる保湿力の高いクリームを選ぶとよいでしょう。尿素などが含まれるクリームも有効だといわれています。 

 入浴後や着替えのときなどに、かかとを手の平で包み込むようにして、たっぷりと保湿クリームを塗りましょう。 

クリームの量は、片足に対して人差し指の第一関節分くらいが目安だそうです。 

 なお、角質ケアはかかとのひびを改善する効果が期待できますが、強くこすったり削り過ぎたりすると、よけいにかかとの荒れを悪化させてしまうことがあるので、要注意。 

お風呂上がりに角質ケア専用のやすりを準備して、外側から内側に向かって一定方向にやすりをかけるとよいそうです。    

質を削り過ぎると、よけいに角質がつくられてしまうので、最初はやすりをかけ足りないと思うくらいの段階でやめておくのがよいそうです。 

 なお毎日かかとの角質を削るのはNG。専門家によると削る回数は、ひび割れがひどいときには週に1回程度。そうでなければ、月に1~2回程度でよいそうです。 

 ケアを心がけて、やわらかいかかとを目指したいですね。 

 

<参考> 

※「足のひび割れ・手のあかぎれ 予防法、対処法、角質ケア、保湿クリーム」(NHK健康チャンネル NHK 

※「かかとのガサガサ 簡単ケア方法を皮膚科医・高山かおるさんが伝授」(NHK首都圏ナビ2023.2.24 NHK) 

※スキンケア講座「ひび割れにくくなる!痛みとさようならできる踵のケア」(持田ヘルスケア株式会社) 

「子どものかかとは柔らかいのに、大人のかかとはなぜガサガサなのですか 

毎日小学生新聞 2022.1.11 

プロフィール

医療ライター
中出 三重

株式会社エム・シー・プレス勤務(医療ライター・編集者)

*出版社勤務、フリー編集者を経て、企画・編集室/株式会社エム・シー・プレス勤務。

*女性を取り巻く医療と健康、妊娠・出産・育児の他、予防医学、治療医学などを中心に、多くの単行本を企画・編集・執筆。

*楽しく食べること、おいしく飲むことをこよなく愛する。休日の楽しみは公園ごはんと街歩き。