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健康診断を知る
CHECKUP GUIDE

甲状腺機能(こうじょうせんきのう)の検査その他の主な検査

検査名称

FT3、FT4、TSH

基準値

FT3(遊離トリヨードサイロニン) 2.2~4.1pg(ピコグラム)/mℓ
FT4(遊離サイロキシン) 0.8~1.9ng(ナノグラム)/mℓ
TSH(甲状腺刺激ホルモン) 0.4~4.0μIU(マイクロインターナショナルユニット)/mℓ

どんなときに受ける?

・だるい、疲れやすいなど体調が悪いとき
・甲状腺疾患は女性に多い病気なので、症状がなくても5年に1回は受けたい検査です。
・血縁に甲状腺の病気がある人は1~2年に1回は受けましょう。

どんな検査?

甲状腺は、のどぼとけの下に位置し、蝶が羽を広げたような形をしている内分泌器官です。
甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、生体機能に重要なエネルギー産生やたんぱく合成などを調整しています。血液中の甲状腺ホルモン、甲状腺刺激ホルモンの値を測定して、甲状腺のはたらきや異常を調べる検査です。

検査の方法は?

採血による血液検査で調べます。

検査で何がわかる?

FT3(遊離トリヨードサイロニン)、FT4(遊離サイロキシン)

甲状腺は、脳下垂体(のうかすいたい)から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の刺激を受けて、トリヨードサイロニン(T3)とサイロキシン(T4)という2つの甲状腺ホルモンを分泌します。甲状腺に異常があると、これらのホルモンの分泌が過剰になったり(甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう))、不足したりして(甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう))さまざまな症状があらわれます。
T3とT4は血液中ではそのほとんどがたんぱくと結合していて、残りの部分をFT3(遊離(ゆうり)トリヨードサイロニン)、FT4(遊離サイロキシン)といいます。実際にホルモンとして作用しているのは、FT3、FT4なので、最近はFT3、FT4を測定する方法がよく行われます。

TSH(甲状腺刺激ホルモン)

T3、T4の分泌は、脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の影響を受けるので、あわせてTSHの値も測定します。
FT3(遊離トリヨードサイロニン)、FT4(遊離サイロキシン)TSH(甲状腺刺激ホルモン)の3つの検査結果を組み合わせて、総合的に判断します。
FT3、FT4の値が高くTSHの値が低い場合は、甲状腺機能亢進症です。甲状腺機能亢進症としては、バセドウ病、無痛性甲状腺炎(むつうせいこうじょうせんえん)、亜急性甲状腺炎(あきゅうせいこうじょうせんえん)、甲状腺機能結節(こうじょうせんきのうけっせつ)などが考えられます。
FT3、FT4の値が低くTSHの値が高い場合は、甲状腺機能低下症です。橋本病などが考えられます。

ドクターから

甲状腺機能に異常があると、月経不順が出たり、だるい、疲れやすいといった症状や精神症状も出てきてうつ病や更年期障害と間違われることもあります。また流産など妊娠・出産のトラブルにもつながります。甲状腺疾患は女性に多い病気ですが、一般健診や自治体健診ではチェックされない項目です。きちんと検査を受けておきましょう。