IT業界のトップは機器の利用を制限?
いまやスマホは生活の必需品。
命の次に大切という人も少なくないでしょう。
でも意外なことにIT業界の有力者たちはそうでもないようです……。
IT業界有力者の意外な生活?
いまやパソコンやスマートフォンを使わない日はないというのが「当たり前」の世の中です。
仕事はもちろんプライベートもIT機器の「ない」生活は「あり得ない」し「考えられない」という人が圧倒的でしょう。
そんななか、意外というか、やっぱりというか……アメリカのIT業界の有力者の間では、子どもたちに対してパソコンやスマホなどのIT機器の使用を制限している人が多数派らしいです。
ジャーナリストの木村太郎さんがご自身の新聞連載のコラムで書いていました(2019・12・3/東京新聞『太郎の国際通信』)。
記事によると、アップル社の創業者スティーブ・ジョブズ氏をはじめ、他のIT業界の有力者の多くは、子どもにIT機器の使用を制限しているということです。
彼らの場合、ITに依存する子どもはいなかったそうです。
……なんとなくそんな気がしていました。
IT開発者だからこそ知る「その怖さ」ということでしょうか……?
1割の人が平日4時間以上ゲーム
厚生労働省の研究班がこのほど10~29歳の男女のゲーム時間について、はじめての全国調査を行なったところ、1日6時間以上の人が平日で2.8%、休日で12.0%いたそうです。
最多は平日の1時間未満で40.1%、休日の25.0%。次いで1~2時間未満が平日27.1%、休日20.6%、2~3時間未満が平日14.6%、休日16.6%でした。
1日4時間以上ゲームをする人は平日で9.3%、休日で25.8%もいました。
ゲーム機器はスマートフォンが80.7%で、パソコンなど他機器を圧倒しています。
オンラインでゲームをする人は約半数の48.1%でした。
「学校、仕事よりゲーム」が4人に1人
「学業に悪影響が出たり、仕事を失職してもゲームを続けた」人は、平日1時間未満の人が1.7%だったのに対して、5~6時間未満の人は22.0%、6時間以上の人は24.8%でした。
さらに6時間以上と答えた人の4分の1が「ゲームが生活で一番大切」と答えたということです。
2017年の厚生労働省研究班の調べによるとネット依存の9割はゲーム障害ということです。
WHO(世界保健機関)は2019年、ゲーム依存症を精神疾患として認定しました。
ただのゲーム好きですまされる問題ではなくなったといえるかもしれませんね。
<参考資料>
*「『長時間ゲーム 生活悪影響』若者の3割が1日2時間超」(東京新聞/2019.11.28)
*「どのくらいゲームしてる?」(朝日小学生新聞/2019.11.29)