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PLUS COLUMN

若い世代もご用心!無理なダイエットは、骨粗しょう症予備軍をつくりやすい

数年前、ハリウッド女優の グウィネスパルトロウさんが、30代の若さで骨密度が低い骨粗しょう症の初期段階(骨粗しょう症予備軍)であることをブログで告白したというニュースが話題になりました。

若い世代にも増えているといわれる骨粗しょう症予備軍。

あなたは大丈夫ですか?

 

 

若くして骨粗しょう症になる原因は? 

骨量が減って骨がスカスカになるのが「骨粗しょう症」。

わずかな衝撃でも骨折しやすくなり、老年期に入って要介護や寝たきりになる大きな原因の1つにあげられています。

女性ホルモンのエストロゲンには、骨量減少を抑える働きがあるといわれています。

そのエストロゲンが減少する閉経後からは骨量も急激に減り始め、骨粗しょう症のリスクが高まることが知られています。

でも、本来は女性ホルモンに守られているはずの若い世代も油断はできません。

知らず知らずのうちに骨粗しょう症予備軍になってしまう可能性があるといわれています。

その大きな原因となるのが、食事制限による無理なダイエットです。

 

無理な食事制限ダイエットにご用心

でもなぜ、食事制限によるダイエットが骨粗しょう症を招くのでしょうか?

1つは栄養不足の問題があります。

実は、骨を丈夫にするには、運動とともに日々の食事がとても大事。

でも、ダイエットのために食事制限をしていると、骨に必要な栄養が不足してしまいます。

その結果、十分な骨量が蓄えられなくなるといいます。

また、急激に体重を落とすと、無月経になることが知られています。

月経がなくなると骨の健康を守っている女性ホルモンの分泌も減少。

それにともなって骨密度も低下してしまうのだそうです。

 

無月経の弊害

ところで、「無月経になっても平気。わずらわしさがなくなって、せいせいした」という人もいるかもしれません。

その気持ちは、わからないでもないのですが、月経が来ないということは、女性ホルモンがきちんと分泌されていないということ。

無月経になると、妊娠できないだけでなく、女性ホルモンという女性の若さと健康を守ってくれている守り神がいなくなってしまうことでもあるのです。

 

減り続ける一方の骨量をキープして

骨量のピークは20歳ごろだといわれています。それ以降は骨量が減少する一方です。

あとになって悔やまないためにも、今のうちからしっかり骨量を確保して、減らさないようにしたいものですね。

「食べない」「短期間でやせる」ダイエットではなく、運動と並行して、必要な栄養素はしっかりとりながら、長期スパンで少しずつ行うダイエットが美しく健康的にやせるコツなのかもしれません。

ところで、前述のグウィネスパルトロウさんは、医師から初期の骨粗しょう症と診断されたときに「もっと太陽の光をあびるとうに」と忠告されたそうです。

陽の光を浴びることがなぜ大切なのか、それはまた次の機会に紹介したいと思います。

 

<参考図書>

*産後ママの体と心 トラブル解消BOOK(NHK出版:対馬ルリ子監修)

 

<参考URL>

*「グイィネス・パルトロー、骨粗しょう症の初期段階であることが判明」(シネマトゥデイ)

https://www.cinematoday.jp/news/N0025259

プロフィール

医療ライター
中出 三重

株式会社エム・シー・プレス勤務(医療ライター・編集者)

*出版社勤務、フリー編集者を経て、企画・編集室/株式会社エム・シー・プレス勤務。

*女性を取り巻く医療と健康、妊娠・出産・育児の他、予防医学、治療医学などを中心に、多くの単行本を企画・編集・執筆。

*楽しく食べること、おいしく飲むことをこよなく愛する。休日の楽しみは公園ごはんと街歩き。