デスクワークの人ほどまめに動くべきな理由
前回「座りっぱなしは寿命を縮める!?」というコラムを書きましたが、時を同じくして、CNNサイトで、座り続けの生活に関してまた新しい調査結果が報じられていました。
今回は、座り続けを予防するためのちょっとしたアイデアを集めてみました。
座りすぎのリスク回避は、30分に1回は立ち上がって体を動かすこと
CNNサイトで紹介されていたのは、米コロンビア大学の研究チームによる研究結果。
「座りっぱなしの生活をする人は早死するリスクが高まる」というもので、もっとも死亡率が高かったのは「1日に合計12.5時間以上を座って過ごし、さらに一度に30分以上座り続けていた人」だったといいます。
座ることの多いデスクワークの人にとっては、ドキッとする研究結果ですね。
早死になんていわれると、かまえてしまいますが、いずれにしても長時間の座りっぱなしが、眼精疲労や肩こり腰痛などの不調を引き起こすのは確かなこと。
とにかく、同じ姿勢をとり続けることが体に大きな負担をかけているようです。
デスクワークの人こそ、めざせ「こまめ生活」!
仕事に集中していると、30分なんてあっという間にたってしまいますが、ここは意識的にこまめに席をたったほうがよさそうです。
たとえば……
・トイレにたったついでにストレッチをする
・デスクにペットボトルを置かずに、あえて給湯室などに行ってお茶を飲むようにする。
・ゴミを捨てるときは、デスクから離れた場所のゴミ箱まで行き、ついでにフロアを1周してくる。
・仕事の連絡はメールや電話ですませず、出来るだけ相手のところに行って話す。
・コピー取りなどの雑用は、人に任せずに率先して行う。
・ほかのフロアに行くときは、できる限り階段を使う。
などなど。
会議など、どうしても長時間座った状態が続くときは、ときどきつま先とかかとの上げ下げ運動をしてみましょう。
足の血行を良くする効果があるそうですよ。
そのほか、
・ランチは少し遠くの店まで足を延ばす。
・お弁当派は、デスクで食べずに、できるだけほかの場所(可能であれば、屋上や近くの公園など離れた場所)で食べる。
・通勤電車では、席が空いても座らない。
便利すぎるこの世の中、あえて自分で体を動かすチャンスを見つけないと、からだにいろいろな弊害が起きてしまうようです。
1日の中で座っている時間が長いと感じる人は、ちょこちょこ動く「こまめ生活」を心がけてみませんか?
<参考UR>L
*「座りすぎが病を生む!?」(クローズアップ現代)
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3731/1.html
*「座り続ける生活で死亡リスク増『30分ごとに運動を』(CNN.co.jp)