プラスコラム
PLUS COLUMN

「癒し」の時間をもちませんか?

まだまだ収束する気配が感じられない新型コロナウイルスの流行。

先が見えない不安に気分が落ち込み気味という人も多いのではないでしょうか?

今回はそんなコロナ疲れから、つかの間心を解放させる「癒し」のお話です。

 

水族館でクラゲの展示が続々オープン

 このところ、水族館で人気を博しているのが「クラゲ」だといいます。

全国各地で「クラゲ」の展示に力を入れている水族館が増えているそうですが、今月もさらに東京スカイツリータウン内にある「すみだ水族館」、東京豊島区のサンシャイン水族館、そして京都水族館でもクラゲ展示場が新装オープンしたそうです。

 

クラゲを見ながらぼーっとできる

 水中をふわふわゆらゆら漂うクラゲ。

水族館のライトアップされた水槽で見ると、美しく幻想的で、ゆらゆらとたゆとうクラゲをいつまでもボーッと見続けていたくなります。

実際、7月9日に新クラゲエリア「海月空感」をオープンさせたサンシャイン水族館のプレスリリースの中でも「クラゲの動画を観ていただき、『ぼーっとすることができた』かどうか評価する設問では、忙しさを感じる人で53.4%、忙しさを感じていない人で29.5%の人が『ぼーっとできた』と回答。忙しさの自覚の有無により、23.9%の差が生じました」といったデータを紹介。「忙しさを感じるビジネスパーソンの2人に1人が『ぼーっとしにクラゲを見に行ってもいい』と回答している」ともいいます。

 

心を癒す心地よいゆらぎ

 ついつい、ぼーっと見つめてしまうのはクラゲだけではありません。

焚火のゆらぐ炎やキャンドルの炎、寄せては返す波の音と海の色……ぼーっと見つめていると自然の心地よいリズムが心を癒してくれるようです。

 こうした心地よいゆらぎは、「1/fゆらぎ」というのだそうです。

この1/fゆらぎは、川のせせらぎや鳥のさえずり、きらめく木漏れ日、雨音など自然界のいたるところにあり、人の呼吸や拍動など、私たちの体もまたこうした不規則な揺らぎがあるそうなのです。

 

ぼーっとできる安らぎの空間を

 毎日スマホが手放せない私たちですが、ときにはスマホ手放して、こうした自然界のゆらぎに接して心を癒すのもいいかもしれません。

 自然に接する時間がない、わざわざ海や山に行くのが面倒という人のために、川のせせせらぎや鳥さえずりといった癒し系の動画やDVDが多数出ています。またクラゲのヒーリング動画やDVDもあるようです。

こうしたアイテムを上手に使用して、休日や仕事終わりのひとときに安らぎの空間をつくってみてはいかがでしょう。

 

<参考>

*「ゆらぎの発想 1/fゆらぎの謎にせまる」(NHK出版 武者利光著)

*「クラゲなぜ人を魅了する?」(東京新聞東京新聞/2020.7.29)

*プレスリリース「新クラゲエリア『海月空感』7月9日(木)OPEN 決定! 見どころは国内最大級の横幅14メートル『クラゲパノラマ』水槽」(株式会社サンシャインシティ)

 

 

 

 

 

プロフィール

医療ライター
中出 三重

株式会社エム・シー・プレス勤務(医療ライター・編集者)

*出版社勤務、フリー編集者を経て、企画・編集室/株式会社エム・シー・プレス勤務。

*女性を取り巻く医療と健康、妊娠・出産・育児の他、予防医学、治療医学などを中心に、多くの単行本を企画・編集・執筆。

*楽しく食べること、おいしく飲むことをこよなく愛する。休日の楽しみは公園ごはんと街歩き。