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プラスコラム
PLUS COLUMN

その夏疲れは、清涼飲料水の飲みすぎかも?

記録的な猛暑が続く今年の夏ですが、暑さしのぎについ冷たいものばかり口にしていませんか? 

暑さ対策のつもりが逆に夏バテの原因になっていることも……?

 

甘いものの取りすぎが疲れの原因に?

滝のように流れ出る汗。

カラカラに渇いたノド。

手にしたキーンと冷えた清涼飲料水。

ググーッと一気にノドに流し込む。

「プハーッ、ハーッ……」

思わずもれる満足と幸福のうめき。

涼感が全身にしみわたる瞬間です。

そんな幸せ感がいっぱいつまった夏の清涼飲料水ですが、暑いこの時期はとくに飲みすぎに注意です。

 

というのも清涼飲料水に含まれる大量の糖質が、ビタミンB1のさらなる不足を招き、

結果として「疲れが取れない」状態になってしまうらしいのです。

 

糖質の代謝が低下するとバテる?

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きをする大切な栄養素です。

不足すると糖質をエネルギーとして代謝できないために、

使われなかった糖質が疲労物質として体内にたまってしまい、疲れや倦怠を感じるといわれます。

暑い今の時期でいえば、いわゆる「夏バテ」になってしまうというわけです。

そもそも夏はビタミンB1不足になりがちといわれます。

というのもビタミンB1は水に溶けやすいので、汗をたくさんかく夏は、

ビタミンB1も汗と一緒に体外に出てしまうからだそうです。

 

また飲みたくなる清涼飲料水の魔力?

そんな体に清涼飲料水のがぶ飲みによって、一気に大量の糖質が入ってくると、

ビタミンB1によるエネルギー代謝が間に合わず糖質が多くたまり、

疲労がさらに増すという悪循環におちいるといわれます。

冷たい清涼飲料水を飲んでいるときにはあまり感じませんが、コーラやサイダー類、

缶コーヒーには大量の糖分が入っています。

ものによっては1本当たり砂糖大さじ5杯分とか、1缶にスティックシュガー3.5本分(10.5グラム)も含まれていることがあるようです。

さらに甘い清涼飲料水は、飲むとノドが渇きやすくなるといわれます。

ひと口飲むと、また飲みたくなるのも清涼飲料水の特徴だそうで、

結果として飲み過ぎにつながってしまいます。

 

疲れ以外にも、飲みすぎによる血糖値の急激な上昇という危険もありそうです。

麦茶や緑茶も清涼飲料水の仲間ですが、こちらは無糖。

できればこっち方面の清涼飲料水が夏の飲み物としておすすめかもしれません。

 

<参考URL>

*「夏も元気に|清涼飲料水の摂取で夏バテ!?」(第一薬品工業(株))

http://www.d1yk.co.jp/info_health/2012/06/post-6.html

 

*「豚肉に豊富なビタミンB1の働きは?」(公益財団法人日本食肉消費総合センター)

http://www.jmi.or.jp/qanda/bunrui5/q_082.html

 

 

 

プロフィール

医療ライター
中出 三重

株式会社エム・シー・プレス勤務(医療ライター・編集者)

*出版社勤務、フリー編集者を経て、企画・編集室/株式会社エム・シー・プレス勤務。

*女性を取り巻く医療と健康、妊娠・出産・育児の他、予防医学、治療医学などを中心に、多くの単行本を企画・編集・執筆。

*楽しく食べること、おいしく飲むことをこよなく愛する。休日の楽しみは公園ごはんと街歩き。