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知っておきたい!男性ホルモンを上げる3つの行動

集中力や記憶力、やる気や根気といったメンタル面と密接にかかわっているといわれる男性ホルモン。低下を食い止め、アップさせるにはどうすればいいのでしょうか。

「男らしさ」を維持するための秘訣は毎日の生活習慣にあるらしいのですが……?

 

朝の運動が男性ホルモンを上げる?

男性ホルモンの分泌を上げるにはどうすればいいのか? 

じつはそんなにむずかしいことではないらしいです。

男性ホルモンはライフスタイルに大きく影響されます。

たとえば深夜まで残業の毎日で、休日は家でぐったりゴロゴロ寝てばかり、体を動かすのはトイレとランチのときだけ。

人間関係のストレスから憂さ晴らしはもっぱら酒、食事はトンカツにハンバーグ、こってりラーメンの脂満載メニュー……

そんな生活では、男性ホルモンが低下するのは当たり前かもしれません。

男性ホルモンのアップを願うなら、そんな生活習慣を改めればいいのです。

男性ホルモンのレベルは短時間で変動するらしいので、今、低レベルでも効果的な何かをすることによってアップも期待できるのです。

 

たとえば運動。

筋トレというと、バーベルトレーニングのようなハードな運動を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、筋トレ器具がなくても自宅で気軽にできるスクワットからはじめみてはてどうでしょうか。

「最近、腹回りが気になる……」という人は、軽いジョギングやウォーキング、水泳やサイクリングなどの有酸素運動もおすすめです。ラジオ体操もいいらしいです。

 

さらに男性ホルモンは、寝ている間につくられることから、朝は高く、夕方には低くなる傾向があるといわれます。……ということは、昔から職場や地域などで行なわれている朝のラジオ体操は、男性ホルモンアップに効果的だったというわけですね。

 

ほめられ体験・成功体験でググッと増える

成功体験や周囲からほめられることによっても男性ホルモンは上がるといわれます。

成功体験というと試験に合格したとか営業成績が上がった、昇進したといったことをすぐに連想しがちですが、そうではなく、もっと身近なことでの「小さな成功」でいいのです。

たとえば、いつもの休日なら昼近くまでグダグダ寝ていたのが、きょうは早起きして公園を散歩したとか、本を1日で読み終えたとか、居眠りしないで会議を終えたなど、他の人にとってはとるに足らない些細なことでも、自分にとっては「やった!」感のすることが男性ホルモンをアップさせるといいます。

そして、そんなことでも誰かがほめてくれればさらにアップするというわけです。

「ほめて伸ばす」のは子どもだけでなく、大人の男にも当てはまることだったんですね。

 

母校の校歌を歌っているとき、男性ホルモンは最高潮?

そしてスポーツ観戦も男性ホルモンを上げるのにうってつけといわれます。

原始時代の狩猟にかわるものがスポーツというわけですね。

ひいきのチームを応援してワクワクドキドキする体験は男性ホルモンを上昇させます。

実際、高校野球や大学野球を観戦している、年齢もまちまちな男たちを見ていると面白いことに気づきます。

母校の校歌を歌っているときのうっとりと陶酔したような男たちの表情。

まさに「男性ホルモンが最高潮」に達している瞬間なのかもしれません。

そうした瞬間は野球に限らずサッカーやラグビー、駅伝、ボクシングといったその他のスポーツを見る男たちに共通する感情かもしれません。

休日は家でゴロゴロ過ごすより、何はともあれ外に出てみましょう。

街を歩いて店をのぞき見たり、公園を軽く走ったり、CDショップに立ち寄って面白そうな音楽を探したり、コーヒーショップで本を読んだり、洋食屋でおいしいものを食べたり……そんな脳が喜びそうなちょっとした刺激、男性ホルモンが活性しそうなことをしてみましょう。

 

その際、スマホは家に置いてきてしまうのがいいらしいです。

 

 

<参考文献>

*「なぜ一流の男は精力が強いのか?」(経済界:間宮 裕)

*「ホルモン力が人生を変える」(小学館新書:堀江重郎)

プロフィール

医療ライター
中出 三重

株式会社エム・シー・プレス勤務(医療ライター・編集者)

*出版社勤務、フリー編集者を経て、企画・編集室/株式会社エム・シー・プレス勤務。

*女性を取り巻く医療と健康、妊娠・出産・育児の他、予防医学、治療医学などを中心に、多くの単行本を企画・編集・執筆。

*楽しく食べること、おいしく飲むことをこよなく愛する。休日の楽しみは公園ごはんと街歩き。

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