
ドクター相談室「天気が悪と頭痛がします。」
天気が悪と頭痛がします。原因を教えてください。
日本人の3人に1人が苦しんでいると言われる「頭痛」。
「頭痛」は、その痛みや原因により、3種類に分けられます。
まず、「片頭痛」。
週1回から月1回、発作的に現れ、ズキンズキン痛みます。男性よりも女性の方が起こりやすく、患者層のピークは働き盛りの30~40代といわれています。痛みは、数時間から3日ほど続くこともあります。
次に、頭をぎゅーっと締めつけられるような鈍い痛みがする「緊張型頭痛」。
ストレス、無理な姿勢や長時間のパソコンなど、筋肉の緊張が原因となり、毎日のように痛みます。
首の後ろにこりこりしたしこりのようなものができることもあります。
そして、痛みが最も激しい「群発頭痛」。
1年に2,3回ながら、群発地震のように一度痛みが起こると、数か月にわたり、ほぼ毎日同じ時間に「頭痛」が起こります。眼球の後ろにある血管が炎症を起こすため、目の奥が強烈に痛み、心筋梗塞・尿路結石とともに《病気の三大痛》と言われています。
「頭痛」に苦しむ日本人、約3000万人のうち、2200万人が「緊張型頭痛」、840万人が「片
頭痛」、そして残りの1万人が「群発頭痛」だそうです。
あなたの「頭痛」のタイプ、どれか分かりました?
そして、天気が悪くなると、「片頭痛」も「緊張型頭痛」も起こりやすくなります。
「片頭痛」の原因には、【血管説】と【三叉神経血管説】がありますが、いずれも血管が膨張するために、「片頭痛」が引き起こされるとされています。
天気が悪くなると、気圧が下がり、私達の脳の血管を抑えていた圧力も下がります。さらに、リラックスしたり寝ているときに働く「副交感神経」が活発になるので、血管が膨らみ、「片頭痛」を生みだすのです。
逆に、「緊張型頭痛」の原因は、血管の収縮。ストレスや無理な体勢で筋肉が緊張状態となり、血管が縮んで血流が悪くなった結果、筋肉に疲労物質がたまり、痛みを引き起こします。
天気が悪くなると、アレルギーや炎症反応を起こす「ヒスタミン」という物質が増え、興奮・活動するときに働く「交感神経」を刺激します。すると、筋肉や血管が縮み、「緊張型頭痛」になってしまうのです。
天気が崩れるときに、「頭痛」を感じる方が多いのもご理解いただけたでしょうか?
「頭痛」の対策ですが、まずは、規則正しい生活を行い、睡眠をしっかりとりましょう。ストレスや偏食もよくありません。
「片頭痛」の場合は、痛みが起きたら頭を冷やし、部屋を暗くして、横になるだけで痛みがやわらぐこともあります。
また、「緊張型頭痛」なら、肩や首、目の周りを温めます。ストレッチで筋肉のこりをほぐし、血流をよくすることがポイントです。
もちろん、薬を飲むことも治療のひとつです。最近では、『頭痛外来』といって、頭痛を専門にした診察もあります。「頭痛」が長引く場合や自分にあった薬を知りたい、頭の詳しい検査をしたい、そんなご希望があれば、ぜひ受診してみてください。
9月、10月は台風シーズン。天気が崩れ、「頭痛」に悩む方も多い季節です。
あなたの痛みにあった「頭痛対策」が早く見つかるといいですね!