プラスコラム
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セルフケアで女性の髪を元気に健康に!

女性の見た目年齢を大きく左右するのが髪のボリューム。最近は、若い世代にも抜け毛や薄毛で悩む女性が増えています。今回は、元気な髪を取り戻すために今日から実践したいセルフケアのお話です。

 

抜け毛・薄毛・セルフケアのポイント

女性の抜け毛・薄毛は、ストレスや生活習慣が大きくかかわっているといわれています。抜け毛・薄毛対策は正しいケアと生活習慣の見直しからはじめましょう。
 

  1. 栄養バランスのよい食事が美髪をつくる

  2. 意外と知られていないのが、抜け毛と食事の関係。食事制限ダイエットや朝食抜きの生活、外食やコンビニ食中心の偏った食生活を送っていると、髪の材料となる 栄養を十分にとれず、抜け毛促進の原因になります。「忙しいから」を言いわけにしないで、栄養バランスのとれた食事をとることを意識して、3食きちんと食 べましょう。
     
  3. 髪を元気にする食べ物を積極的にとろう

  4. 髪の主成分はタンパク質です。強い髪をつくるには、まずは肉、魚、大豆製品(豆腐、納豆)などのタンパク質をしっかりとることが大事。
    タンパク質のほか、新陳代謝をさかんにして髪の細胞をつくる鉄分や亜鉛、髪の成長を促すビタミンB群、血行をよくするビタミンEなどを中心に、バランスのよい食生活を送りましょう。

     

  5. 髪の成長には「質の良い睡眠」が必須

  6. 髪の成長を促す成長ホルモンは睡眠中に分泌されます。もっとも活発に分泌されるのが22時から午前2時までの4時間。この時間帯に質の良い睡眠をとることが 大切なのです。より深く質の良い睡眠をとるためには、寝る前の飲食は控え、寝る前のスマホいじりもやめましょう。スマホやパソコンの画面から発するブルー ライトは、眠りの質を低下させ不眠障害をもたらす危険があるからです。部屋を暗くして、眠りに入りやすい環境をつくりましょう。
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  8. 髪の洗いすぎに注意

  9. 髪や頭皮を清潔に保つことは大事ですが、洗いすぎは髪や頭皮を傷める原因になるので、1日1回が限度です。また、シャンプー剤の使いすぎにも注意しましょ う。髪を洗うときは、最初にぬるま湯で十分に予洗いをすることで、頭皮の汚れの7~8割が落ちるといわれています。シャンプー剤の使いすぎを防ぐために も、ぬるま湯での予洗いを習慣にしましょう。
     
  10. 頭皮を冷やさない

  11. 洗髪後は、タオルドライをして、髪の根元からドライヤーをかけて十分に乾かしましょう。
  12. 毎日のちょっとした心がけが丈夫な髪を育ててくれます。今日から実践して、薄毛・抜け毛を遠ざけてください。

ところで、抜け毛は甲状腺の病気や膠原病(こうげんびょう)など、病気が原因で起こることもあるそうです。セルフケアをしても抜け毛が改善されないときや症状がひどくなっていく場合は、皮膚科の受診をおすすめします。

プロフィール

医療ライター
中出 三重

株式会社エム・シー・プレス勤務(医療ライター・編集者)

*出版社勤務、フリー編集者を経て、企画・編集室/株式会社エム・シー・プレス勤務。

*女性を取り巻く医療と健康、妊娠・出産・育児の他、予防医学、治療医学などを中心に、多くの単行本を企画・編集・執筆。

*楽しく食べること、おいしく飲むことをこよなく愛する。休日の楽しみは公園ごはんと街歩き。