【New】女性の体臭は、年齢によってかわる？

猛暑続きの毎日。汗をたくさんかくこの季節は体のニオイが気になります。

今回は、女性の体臭についてのお話です。

 

若いころは甘やかなニオイ

　気になるニオイですが、年代によってもかわっていくことをご存じでしたか？

近年、ロート製薬が若い女性に特有の甘やかなニオイの成分を解明しました。

それが「ラクトン10／ラクトン11」といわれる成分。

　このラクトンはピーチのような香りとココナッツのような甘い香りを放つのだそうです。

　ラクトンの香りは、女性らしさや若々しさ、魅力度をアップさせる印象があるとのこと。

　女性ならいくつになってもまとっていたい香りといえます。

　ところが、悲しいことにラクトンは10代の後半をピークに年齢と共に減少してしまうそうです。

　ロート製薬の研究では　30代以降、とくに35才付近に甘やかなニオイが減少する曲がり角があることがわかったそうです。

 

女性にもある加齢臭

　甘やかなニオイのかわりに増えてくるのが年齢臭といわれるニオイ。

　男性特有のものと考えられがちな加齢臭ですが、実は男女に関係なく40歳を過ぎるころから増えてくるのだそうです。

　加齢臭の原因となるのは、ノネナールという物質であることが知られています。

　このノネナールは、皮脂腺から分泌される物質が過酸化物質に変化することにとよって生じるニオイなのだそうです。

加齢とともに抗酸化力が弱まって、ノネナールが多くつくられるようになるそうです。そして汗や皮脂のニオイと混ざって「加齢臭」という独特のニオイが発生するといわれています。

　

 

ニオイ対策は生活習慣の見直しから

年齢とともに変化する体臭ですが、生活習慣を見直すことで、ニオイ対策ができるといわれています。

そのひとつが食生活。

糖質制限で、肉食中心の生活を送っていませんか？　

動物性脂肪中心の食生活を続けていると腸内環境が悪化しやすくなりニオイが発生しやすいといわれているのでご用心。

また、アルコールも飲み過ぎると肝機能が低下気味になって、不快臭が発生しやすくなるといわれています。

さらにふだんから汗をかく習慣がないと、ニオイの原因となるベタベタした汗をかきやすくなるといいます。運動や入浴で汗をかく習慣をつけることは、食事の見直しと共に、ニオイケアの大事なポイントになるようです。

バランスの良い食生活と適度な運動――体を錆びさせないようにして、気になるニオイも撃退したいものですね。

 

＜参考＞

＊「女性の『若いころのニオイ』を解明！　『若い頃の甘いニオイ』の正体は『ラクトン10／ラクトン11』」（ロート製薬株式会社）

＊プレスリリース「あなたは大丈夫　加齢臭！？　加齢臭対策」（資生堂）