プラスコラム
PLUS COLUMN

【New】コロナ禍だからこそ運動を。 ウォーキングのすすめ

体を動かすことが気持ちよく感じる季節になりました。

今年は、夏の暑さと新型コロナの影響で外出が減り、体重が増えた人も多いのではないでしょうか?

最近運動不足を感じている人に、おすすめしたいのがウォーキングです。

 

やっぱりおすすめ。ウォーキング

 忙しくて運動時間がとれないという人は、歩くことから始めてみませんか?

寝だめ、食べだめができないように、運動もしだめはできないといいます。

ウォーキングなら日常生活の中で習慣化しやすく、運動初心者でも安全に、無理なく体を動かすことができます。

「歩く効用」としては、肥満解消や生活習慣予防のほかにも、心肺機能が高まり基礎体力がついて疲れにくい体をつくる、脳を活性化することなどが知られています。

女性は骨粗しょう症対策にも有効だといわれていますから、意識的に歩きたいものですね。

 

コロナの影響で1日の歩数はさらに激減?

 「歩くこと」にはこんなに多くの効用があるのですが、平成30年度の「国民健康・栄養調査結果の概要」によると成人の1日あたりの平均歩数は男性で6794歩・女性で5942歩。

 過去10年で男女ともに約400歩余りも減っているのです。

 さらに今年は、新型コロナの影響で自粛生活を余儀なくされ、そのうえテレワークの普及で通勤の回数も減りました。

コロナ禍のもと、1日の平均歩数が激減しているという報道もあります。

 

1日10分多く歩く

心地よく歩ける季節だからこそ、積極的に歩いて運動不足を解消したいものですね。

といってもいきなりたくさん歩くのは大変なこと。

スポーツ庁では、まずは1日あたり「プラス10分」のウォーキングをすすめています。

10分歩くとおおよそ「1000歩」前後になるそうです。

通勤時にちょっと遠回りをしてみたり、休みの日は出かける予定を入れてみたり……10分程度なら、日常のちょっとした工夫で歩く時間を増やせそうですね。

 

 

疲れたときはウォーキング!?

 体脂肪を効率よく燃やすには、歩く速度も大事なポイントだといわれています。

背筋を伸ばして上半身をまっすぐ保ち、歩幅を大きめにして、リズミカルに歩いてみましょう。

 今日は仕事で疲れた。歩きたくない、なんていうときもあるかもしれません。

そんなときこそ、実は歩いたほうがよさそうです。

というのも、適度に体を動かすことで血液の循環がよくなり、疲労物質がたまりにくくなる効果も期待できるといわれているからです。

 ストレス発散にも有効ですから、心と体の疲れをためないためにも、積極的にウォーキングをとり入れてみませんか。

スマートフォンなどで1日の歩数を計測できます。まずは自分がどれくらい歩いているかをチェックして、自分にあった方法で1日の歩数を増やしていきましょう。

 

 

<参考>

*「歩き方で人生が変わる」(山と渓谷社 長尾和宏著)

*「プラス『10分』のウォーキングから始めるストレス対策(スポーツ庁)

*「平成30年 国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)

 

 

プロフィール

医療ライター
中出 三重

株式会社エム・シー・プレス勤務(医療ライター・編集者)

*出版社勤務、フリー編集者を経て、企画・編集室/株式会社エム・シー・プレス勤務。

*女性を取り巻く医療と健康、妊娠・出産・育児の他、予防医学、治療医学などを中心に、多くの単行本を企画・編集・執筆。

*楽しく食べること、おいしく飲むことをこよなく愛する。休日の楽しみは公園ごはんと街歩き。