変形性足関節症
[へんけいせいそくかんせつしょう]
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整形外科
変形性関節症が足首の関節に起こる疾患です。股関節や膝関節の変形性関節症に比べると発生頻度は低いものです。
症状
足首に体重がかかると痛みます。そのため正座ができなくなります。
しだいに関節が固くなって曲げ伸ばしが不自由になって、足首が変形してきます。X線写真をみると、関節の間が狭くなったり、骨棘(こつきょく)(トゲのような骨)ができていることが確認できます。
進行すると、関節の軟骨が完全になくなります。
原因
年齢を重ねるにつれ、足関節に負担が蓄積されます。すると、軟骨がすり減り関節の痛みや運動制限がでます。足関節の靭帯損傷や骨折などが原因で起こることもあります。
治療
初期では、サポーターなどで足首を保護・固定することが有効です。また、薬や注射で患部の炎症と痛みをやわらげます。
靭帯損傷が原因で、足関節が不安定になっている場合は、靭帯をつくりなおす手術を行います。
進行して軟骨が完全になくなっているケースでは、関節を固定する手術や人工関節に置き換える手術を選択することもあります。