へバーデン結節
[へばーでんけっせつ]
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整形外科
指の先端の関節に生じる変形性関節症です。
発症すると、指の先端が太くなって結節(けっせつ)状(しこり)に変形します。
手指をよく使う仕事をしている人に多いことから指関節の酷使によって起きる、あるいは遺伝性によって発症しやすい体質があるとも考えられています。
手指が変形する関節リウマチとは別のもので、血液検査のリウマチ反応によって診断がつきます。
症状
指の先端が太くなり、結節状に腫れます。変形部に水ぶくれのような嚢腫(のうしゅ)ができる場合もあります。手がこわばる、十分に握れないといった症状が現れます。
変形が進行しているあいだは痛みがでますが、変形が止まり関節が固まると痛みも止まります。
原因
手指の使いすぎが発症の原因と考えられていますが、遺伝的な要素も関係しているといわれています。
治療
変形が進行中で痛みがあるときは、手指の安静・固定とともに鎮痛消炎剤を内服します。痛みが強い場合には、神経ブロック、関節内注射なども有効です。
よほど痛みが強かったり、変形がひどい場合には、関節を固定する手術が必要なこともあります。