ねんざ
[ねんざ]
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受診するなら
関節が本来動ける範囲(可動限界)を超えた力が加わることによって、関節を支えている靭帯(じんたい)や関節を包んでいる関節包(かんせつほう)などに損傷が起こった状態がねんざです。
痛みをともない動作が困難になります。一般的に足首がもっとも多いものですが、手首や指、肩などもねんざがよく起こる部位です。
ねんざは軽いものから重症なものまで範囲が広く、治療法も異なります。
損傷がひどい場合には手術が必要な場合もあります。
症状
ねんざした部位が炎症を起こして腫れ、軽く押しても痛みます。
ねんざしたときと同じ方向に動かすと、痛みが強まります。
内出血を起こす場合もあり、時間がたつにつれて腫れた部分が紫色にかわることもあります。
原因
スポーツや日常の動作の中で、つまずいたり転んだりしたときに、通常関節が動かせる範囲を超えた大きな外力が加わって起こります。
治療
ねんざをしたら、まず安静にして患部を冷やします。
次に受傷部位を弾性包帯などで適度に圧迫して内出血や腫れを抑えます。そして、できるだけ受傷部位を心臓より高い位置に上げて、同じく内出血や腫れを抑えます。
こうした安静(Rest)、冷却(Ice)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)という一連の処置はRICE処置と呼ばれ、初期治療の基本になっています。
ねんざの程度が軽いときは、RICE処置のあと、消炎剤などの湿布や患部の固定で治りますが、重症の場合には、損傷した靭帯をつなぎ合わせる手術が必要な場合もあります。
注意したいこと
ねんざはだれでも一度は経験したことのある身近なけがです。しかし、自分が思っているよりも靭帯の損傷がひどかったり骨折や脱臼の可能性もあるので、腫れや痛みが強いときには、できるだけ早く整形外科を受診しましょう。
受傷後、時間がたつほど治療がむずかしくなるので要注意です。