病気・トラブル辞典
SICKNESS & TROUBLE DICTIONARY

いぼ(尋常性疣贅)
[いぼ(じんじょうせいゆうぜい)] 体の病気 皮膚

受診するなら

皮膚科

ウイルスが感染してできるいぼです。ほうっておくと数が増えたり大きくなったりします。

症状

小さな傷口から感染して、手足の甲や指、ひざ、ひじなどに半球状の硬く盛り上がいぼができます。
最初は小さなブツブツですが、しだいに大きくなり、表面が硬くなってザラザラします。痛みやかゆみはありませんが、いじるとほかの皮膚に感染して増えます。
足の裏のいぼは、盛り上がらないので、しばしば「うおのめ」と間違えられます。
うおのめと間違って削ると、いぼのウイルスがほかの皮膚に感染して、広がって大きくなったり数がふえたりします。

原因

ヒトパピローマウイルス感染によって起こります。
ヒトパピローマウイルスには、たくさんの種類がありますが、尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)はそのうちのヒトパピローマウイルス2型によって起こるもので、良性型です。

治療

一般には液体窒素でいぼを凍らせて除去します。
いぼは再発しやすい病気なので、完全に治るまで根気よく治療してください。

注意したいこと

いぼの数が多いとそれだけ治療に時間がかります。
いじって悪化させないためにも早めに皮膚科を受診しましょう。