靭帯損傷
[じんたいそんしょう]
体の病気 骨・関節
- 靭帯損傷
- ねんざ
- 脱臼
- 痛風
- 骨折
- 骨粗しょう症
- 筋疲労
- 石灰沈着性腱板炎
- 変形性頸椎症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰椎分離症・腰椎すべり症
- 変形性腰椎症
- 胸郭出口症候群
- 肩関節周囲炎(五十肩・四十肩)
- 上腕骨外側上顆炎
- 腱鞘炎(ドケルバン腱鞘炎・ばね指)
- 手根管症候群
- へバーデン結節
- 拇指CM関節症
- 変形性肘関節症
- 変形性股関節症
- 変形性膝関節症
- 変形性足関節症
- 外反母趾
- 偏平足
受診するなら
整形外科
[膝靭帯のしくみ]
靭帯は関節を支える組織です。
靭帯がなければ、関節ははずれてしまったり、グラグラと不安定なものになってしまいます。
また、靭帯は関節の曲がる方向や角度をコントロールしています。この靭帯に強い外力が加わって、部分的に、あるいは完全に切れてしまう状態を靭帯損傷といいます。
靭帯を損傷する「外力」では、強くひっぱる、本来とは違う方向に曲げるなどの影響が大きいと考えられます。
症状
靭帯を損傷した関節部に痛みと運動制限(動きが悪くなること)が生じます。肩の関節であれば腕があげられなり、膝の関節ならば立ったり歩いたりがむずかしくなります。
原因
スポーツや転倒、落下などの事故によって、強い力が加わって起こります。
治療
負傷直後には、RICE処置を行います。安静(Rest)、冷却(Ice)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の一連の処置です。
患部を冷やし、動かさないようにして、腫脹を防ぐために、包帯などで適度に圧迫して心臓より患部を上にします。その後、専門医によって、くわしい検査と診断を受けます。
靭帯損傷が軽度であれば、消炎鎮痛薬の内服によって痛みを抑えながら、安静と患部の固定などの保存的治療で快復します。しかし、症状が重い場合は、手術が必要になります。
注意したいこと
靭帯断裂が完全に治る前に激しいスポーツを再開すると、症状をくり返しことになります。
くり返すほど治療はむずかしくなり、治癒も長引きます。
余裕をもって治療とリハビリテーションに専念することが大切です。