視神経炎
[ししんけいえん]
頭部の病気 眼
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眼科
目から脳へ、光の刺激（視覚）を伝える視神経に炎症が起こります。急激に視力が低下してきます。
症状
最初は目の奥が痛み、見ようと思うものの中心が見えにくくなります。
ふつうは片方の目だけに起こりますが、数か月後に、もう一方の目にも起こることがあります。
原因
眼窩（がんか）（目の内側のくぼみ）、副鼻腔（ふくびくう）など目の周辺の部分の炎症、ウイルスや細菌による全身の急性感染症、結核などの慢性感染症、多発性硬化症などの脱髄疾患（だつずいしっかん）、農薬など各種の中毒が原因で起こりますが、原因がわからないことも少なくありません。脱髄疾患とは、神経を囲む組織が破壊され、神経の情報がうまく伝わらなくなる病気です。
治療
原因がはっきりわかれば、その治療を行います。
ステロイド薬やビタミン剤などを点滴で全身投与します。突然発生するので不安になるものですが、一般に早期に治療をすれば、視力も回復するなど予後は悪くありません。