病気・トラブル辞典
SICKNESS & TROUBLE DICTIONARY

角膜潰瘍
[かくまくかいよう] 頭部の病気 眼

受診するなら

眼科

角膜(黒目の表面をおおう透明な膜)についた傷に細菌や真菌(かび)などが感染して起こるものです。

症状

角膜に傷がついて数日後から、目が痛む、涙が出て止まらない、白目が充血するといった症状が現れます。
黒目に灰白色のにごりが生じ、しだいに大きくなり、その中心部分が崩れ落ちて、角膜の奥に達する傷(潰瘍(かいよう))となります。視力も低下してきます。

治療

抗生物質や抗真菌薬の点眼、内服などで治療します。治療用のコンタクトレンズを使うこともあります。ふつうは治療によって数週間で治りますが、潰瘍(かいよう)が深くなって角膜に孔があく(穿孔(せんこう))ほど重症化することもあり、入院治療が必要になる場合もあります。