病気・トラブル辞典
SICKNESS & TROUBLE DICTIONARY

尖圭コンジローマ
[せんけいこんじろーま] 女性特有の病気 性感染症

受診するなら

婦人科、女性外来

外陰部、会陰、肛門のまわり、子宮頸部などに小さないぼ ができる病気です。
性感染症の1つです。原因となるウイルスは、HPV(ヒトパピローマウィルス)です。
HPVは、子宮頸がんを発生させるタイプもあるので、コンジロームを発症した場合は、念のため子宮頸がん検査を受けることが大切です。

症状

数か月の潜伏期間ののち、先のとがった小さないぼ が、外陰部、会陰、肛門のまわり、子宮頸部などにできます。
いぼ をひっかいたりすると、ウイルスが飛び出して、どんどん広がり、カリフラワー状になります。
自然に治ることはほとんどありません。

原因

ヒトパピローマウイルス(HPV)により感染します。
このウイルスにはたくさんの遺伝子タイプがあり、その中のいくつかは、子宮頸がんを引き起こすことがわかっています。

治療

電気凝固、外科的切除、レーザー治療、液体窒素による冷凍療法、抗がん剤の軟膏塗布などがありますが、最近では尖圭コンジローマ用の軟膏も発売されています。
どの治療法を行うかは、いぼ のできている部位や範囲によって異なります。

注意したいこと

いぼ のできている部位や数によっては、治療に時間がかかることもありますが、根気よく治療を続け完治させることが大切です。