多のう胞性卵巣
[たのうほうせいらんそう]
女性特有の病気 子宮・卵巣
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- 卵巣機能不全
- 多のう胞性卵巣
- 卵巣がん
- 卵巣のう腫
受診するなら
婦人科、女性外来
卵巣の中に排卵されない卵胞(らんぽう)がたまって、小さな袋(のう胞)がたくさんできた状態です。
症状
月経がたまにしかこなくなります。
これは、のう胞がたくさんできると、卵巣をおおっている皮膜が厚く硬くなってしまい、排卵をうながすホルモンの影響を受けにくくなるためです。
さらに症状が進むと、月経の周期が長くなり、ときには月経がなくなることもあります。
超音波検査をすると、卵巣の表面にのう胞が多数並んで見えます。
ひげなど男性化徴候や肥満がともなう場合もあります。
原因
脂肪の代謝が乱れるとともに、卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンのバランスがくずれることが原因です。
治療
妊娠をすぐに望む場合は、排卵誘発剤で排卵を促進させます。妊娠を望んでいない場合は、低用量ピルなどのホルモン補充療法を行います。
ホルモンバランスは、精神的ストレス、極端なダイエット、食生活の乱れなどでも起こるので、規則正しい生活を心がけることも大切です。
注意したいこと
無月経が長く続くと、不妊の原因になったり、子宮体がんにかかるリスクも高くなります。
月経が3か月以上こないときは、早めに受診しましょう。