子宮腟部びらん
[しきゅうちつぶびらん]
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婦人科、女性外来
[子宮膣部びらん]
子宮の入り口付近である子宮腟部のただれのことです。「びらん」とはただれを意味しますが、実際に炎症を起こすなどしている「真性びらん」は珍しく、ほとんどがただれたように見える「偽性びらん」です。これは、ほとんどの若い女性にみられる生理的なものです。
子宮腟部の入り口部分が、赤くただれて見えますが、本当に炎症をおこしていることはまれです。生理的なものでとくに治療は必要ありません。
症状
内診すると、子宮腟部が赤くなり、ただれたように見えますが、たいていは無症状です。
粘り気のあるおりものがふえたり、おりものに血が混じることもあります。
原因
「真性(しんせい)びらん」は腟内避妊具やタンポンの挿入、セックスなどで、子宮口付近が刺激されて起こるもので、子宮頸管炎の一種です。「偽性(ぎせい)びらん」は、ホルモンの影響による生理的なものです。
治療
不快な症状がなければ、治療の必要はありません。痛みや不正出血があるときは、診断を確定するためにも一度受診しましょう。