排卵期出血
[はいらんきしゅっけつ]
女性特有の病気 月経の異常
受診するなら
婦人科、女性外来
女性ホルモンの影響で、排卵期（月経と月経の中間にあたる）に起こる少量の出血で、生理的なものです。
症状
月経の2週間前ごろ（排卵期）に、性器から少量があります。
出血は2～3日で止まります。月経周期は安定しています。
原因
排卵期には、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少するため、子宮内膜がはがれて出血しやすくなります。
治療
生理的なものなので、とくに治療の必要はありませんが、出血の期間が長かったり、量が多いときは、ホルモン療法を行ってホルモンバランスを整えます。
注意したいこと
排卵期出血だと思っていても、別の病気が原因で出血していることもあります。
月経時以外に出血が起こったときは、必ず一度は受診をしてください。また、子宮がん検診も必ず受けましょう。