帯状疱疹
[たいじょうほうしん]
体の病気 皮膚
- アトピー性皮膚炎
- じんましん
- 接触皮膚炎(かぶれ)
- 薬疹
- 単純ヘルペス(単純疱疹)
- 帯状疱疹
- 皮脂欠乏性湿疹
- 皮膚がん
- にきび(尋常性ざ瘡)
- いぼ(尋常性疣贅)
- しもやけ
- たこ(胼胝腫)
- うおのめ(鶏眼)
- 足白癬(水虫)
- 爪白癬(爪水虫)
- 爪囲炎
- 陥入爪(まき爪)
受診するなら
皮膚科
水ぼうそうと同じ、水痘(すいとう)・帯状疱疹(たいじょうほうしん)ウイルスによって発症します。
帯状疱疹は子どものころに水ぼうそうになった人に起こるもので、人にうつすものではありません。けれども、水ぼうそうにかかったことのない赤ちゃんや子どもと接するとうつすことがあります。その場合は、帯状疱疹ではなく水ぼうそうとして症状が出ます。
症状
体の左右のどちらかに神経痛のような痛みが起こり、小さな水疱(すいほう)(水ぶくれ)が帯状に集まってできます。顔や頭、手足などにもできます。
水疱はやがて破れてかさぶたとなって治っていきます。治るまでに2~3週間ほどかかります。
なお、帯状疱疹が顔にできた場合は注意が必要です。
目の角膜にできると視力が低下したり、顔面神経マヒなどを引き起こすことがあります。
早めに受診をして、医師の指示に従ってきちんと治療しましょう。
原因
原因となるのは、ヘルペスウイルスの一種の水痘・帯状疱疹ウイルスです。
このウイルスは、水ぼうそうが治ったあとも、体の中の神経節にひそんで、疲れや加齢など、体の抵抗力が落ちたときの再び活動して帯状疱疹を引き起こします。
治療
抗ウイルス薬で治療します。
早く治すためには、症状が出たら、できるだけ早い時期に抗ウイルス薬をのむことがポイントです。
注意したいこと
安静を保ち栄養と睡眠を十分にとることが大事です。また、水疱が破れると細菌感染しやすいので、水疱をつぶさないように注意してください。
ときに、治ったあともしつこく神経痛が残ることもあります。
神経痛を残させないためにも、医師の指示に従ってきちんと治療することが大切です。