腟カンジダ症
[ちつかんじだしょう]
女性特有の病気 性感染症
受診するなら
婦人科、女性外来
カンジダ・アルビカンスというカビの一種が腟内に繁殖して炎症を起こした状態です。
性感染症の一つとされていますが、抵抗力が低下したときや妊娠時、長期間に抗生物質を服用したときにもよくおきます。
症状
外陰部に強いかゆみを感じ、粘膜が赤くなって、カッテージチーズや豆腐のような白いボロボロした状態のおりものがふえます。
原因
原因となるカンジダ菌は腟の常在菌の1つですが、病気などでからだの抵抗力が落ちて腟の自浄作用がはたらかなくなって繁殖をはじめます。
治療
腟の中を洗浄してから、抗真菌剤を腟に挿入します。外陰部が炎症を起こしているときは、抗真菌性の軟膏やクリームを塗ります。
治療をはじめると症状は3~5日で症状が軽くなりますが、医師の指示通りに治療を続けて完全に治すことが大切です。完治までは1週間~10日くらいかかります。
注意したいこと
治療中はセックスは控えます。
性行為によって感染した場合は、パートナーの治療も同時に必要です。
抗真菌クリームなどをぬります。