子宮内膜増殖症
[しきゅうないまくぞうしょくしょう]
女性特有の病気 子宮・卵巣
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受診するなら
婦人科、女性外来
子宮内膜が異常に厚くなる病気です。単純性、混合性、異型の3つのタイプがあり、異型は、子宮体がんの前がん状態(0期)と考えられています。
症状
月経量が多く、レバーのようなかたまりが出ることもあります。激しい月経痛を伴うこともあります。月経量が多いために貧血になることもあります。
月経時以外の不正出血が見られることもあります。
原因
女性ホルモンのバランスがかたよっているために、月経時に子宮内膜がきれいにはがれず、何重にも重なって厚くなってしまいます。
治療
単純性、混合性は、低用量ピルの服用や黄体ホルモン療法、子宮内膜の掻爬(そうは)手術を行いますが、程度が軽ければそのままようすをみることもあります。
異型の場合は、子宮体がんに移行する恐れがあります。とくに閉経後は高い確率で子宮体がんに移行するため、年齢によっては子宮全摘出が行われます。
注意したいこと
異型から子宮体がんに移行することもあるので月経量が多いときは、早めに受診し、子宮内膜の厚さや異形細胞がないかを検査してもらいましょう。