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知っておくと便利。二日酔いの朝はこれで乗りきろう!

年末・年始は何かと飲み会が増えるとき。セーブして飲もうと決めていたのに、つい飲みすぎて、翌朝目が覚めたら、胸がムカムカ、頭がガンガン――こ んな経験はありませんか。学生時代ならともかく、社会人では「二日酔で遅刻」は通用しません。少しでも早く二日酔いから回復するための対策を紹介しま す。 

 

とにかく水分補給をする

二日酔いの朝は、からだが脱水状態になっています。頭痛、胸のムカつき、だるさなどは、二日酔いの一症状ですから、まずはたっぷりと水分補給をする ことが先決です。 水を飲むのもいいのですが、おすすめはスポーツドリンクや経口補水液。水分とともに失われたブドウ糖や電解質などを補い、効率よく体内 に水分を取り入れることができます。
 

経口補水液は薬局で購入できますが、家庭でも作れます。作り方は簡単。沸騰させて冷ました水1リットルに対して塩約4g(小さじ2分の1杯)、砂糖約40g(大さじ4と1杯)混ぜて溶かせばできあがりです。レモン果汁を加えると飲みやすくなります。
ま た、緑茶のタンニンもからだに残ったアセトアルデヒドを分解・排出するのに効果的です。ほかに、トマトジュースもおすすめの飲み物。トマトに含まれるリコ ピンが、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解し、ミネラルやビタミン、クエン酸が食べ過ぎ、飲みすぎの胃の不調を改善してくれます。
 

二日酔いに効く食べ物をとる

昔から柿は二日酔いよいといわれていますが、これは柿に含まれるタンニンがアルコール分解を早める効果があるためです。さらに、柿はカリウムも多く 含んでいるので利尿作用もあり、二日酔いに効果を発揮します。ただし、残念ながら干し柿にすると、この効果は消えてしまうそうです。
 

また、しじみ汁も二日酔いに効果があることが知られています。しじみに含まれるアラニンがアルコールを代謝する酵素を活性させ、またアミノ酸のメチオニンという成分が、肝臓の働きを支えてくれるといわれています。
そのほか、肝臓を活性化させるピクリン酸が含まれている梅干し、ビタミンCをたっぷり含んで肝臓の働きを助けてくれる大根おろしなども二日酔い解消によいとされる食べ物です。
 

二日酔いの朝は、まず、たっぷりと水分補給をして、二日酔い解消に役立つ食べ物や飲み物を朝食に取り入れてみるとよいですね。

なお、注射や点滴などで二日酔い治療をしてくれるクリニックもあります。営業や会議などで、「今日はシャッキリしないと困る」という人は、会社の近くのクリニックで相談するか、ネット検索で二日酔い治療をしてくれるクリニックを探して受診するのもひとつの方法です。


 

<参考文献>
経口補水液の作り方/東京都「東京防災」

プロフィール

中出 三重
医療ライター
中出 三重

株式会社エム・シー・プレス勤務(医療ライター・編集者)

*出版社勤務、フリー編集者を経て、企画・編集室/株式会社エム・シー・プレス勤務。

*女性を取り巻く医療と健康、妊娠・出産・育児の他、予防医学、治療医学などを中心に、多くの単行本を企画・編集・執筆。

*楽しく食べること、おいしく飲むことをこよなく愛する。休日の楽しみは公園ごはんと街歩き。