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ティップネスに聞いてみた(3) スマートウォッチの便利機能3選

日進月歩のスマートウォッチ。スマホと連動させることで体調管理やランニング/ウォーキングのデータ取りなどさまざまな面で健康をサポートしてくれるので、一度使ったら手放せないという人も多いでしょう。今回はその中でも、トレーニングがもっと楽しくなる便利機能についてまとめてみました!

 

スマートウォッチ便利機能(1)[心拍数測定]

株式会社ティップネス 商品部 向井貴之さん

 

お話を聞いたのは、ティップネス商品部の向井貴之さんと、安田剛さん。まずは最近のスマートウォッチの傾向を聞いてみました。

 

「いやー、本当に多種多様になってきましたよね。各社しのぎを削っているので、登場初期の頃に比べて測定される数値がかなり正確になってきたと思います。ティップネスの会員さんを見ていると、ある程度トレーニングにハマってきた方や、自分なりの運動パターンが確立してきた方が使っている印象です。使う目的がハッキリしているようですね」(向井さん)

 

みなさん、主に何を目的に使っているのでしょう?

 

「心拍数の測定が定番だと思います。心拍数からいろいろなことが分かるんですよ。まず、やっている運動の強度が自分に合っているかが分かります。運動を始めて間もない方はあまり心拍数を気にしていないのですが、それでは効率があまり良くない。体脂肪を減らしたいのか、体力をつけたいのかによって、ターゲットとなる心拍数は違います。心拍数を自分で見て、運動の強度を調節して、効果を最大化していく。これがスマートウォッチの一番の利点だと思います」(向井さん)

 

「心拍数測定機能の短期的な使い方としては「その日の調子を知ること」ですね。例えば時速12kmで走っているときの心拍数が、通常120拍/分だったとしましょう。もし130拍/分の日があったら、疲れているか、調子が悪い証拠です。これがわかっていれば、追い込み過ぎてしまうのを避けることができますね。長期的な使い方としては「自分の体力の変化を判断」することができます。これまで120拍/分必要としていたランニングで、ある日から同じタイムで110拍/分をマークすることが続いたら、それは体力がついてきたサインです。たくさん心臓を動かさなくても、1回の収縮で酸素を含んだ大量の血液を抹消まで送り込むことができるようになると、心拍数が下がってくるんです。そうなると、今度は走る速度を上げていくタイミングなのだと分かります」(安田さん)

 

実際にティップネスのトレーナーも、ランニングなどの有酸素運動でスマートウォッチの心拍数測定機能を使っていることが多いとか。もちろん、有酸素運動だけでなく筋トレにも活用できるんですよね?

 

「インターバルトレーニングに使うと良いですよ。筋トレを1セットやったあと、次のセットに移るまでの休憩時間を計るのはもちろんですが、心拍数も測った方がいいんです。心拍数が上がる・下がるを繰り返した方が、きちんと鍛えることができるので、回復するまで次のセットに移らない方がいいんです」(向井さん)

 

スマートウォッチ便利機能(2)[活動量とログ]

1日の消費カロリーや活動量がわかるとモチベーションにつながるという人も多いのではないでしょうか。これらがログとして見られることで、さらにやる気に繋がると向井さんは続けます。

 

「活動量計とログ機能はぜひ使ってください。運動を続けていく上で重要です。『今日はこのくらい歩いたな』とか、『運動してない日が2~3日続いてるな。そろそろまずいな』という気付きが大事です。スマートウォッチのログ機能を上手に使っている方は、運動を続けるのも上手です。なかなか続けられない方も、まず目標を設定してログを見ていけば、いずれ運動を習慣づけられると思います」(向井さん)

 

ログから得られるフィードバックを有効活用できるかどうかが大切なんですね。そのためには、どんなスマートウォッチを選ぶべきでしょうか?

 

「高価なものを買っても、フィードバックされる内容を使いこなせないと意味がないです。まずは心拍数が測れる5,000円~1万円くらいのもので充分だと思います」(向井さん)

 

「安価なものは、余計な機能が少なく軽くて小さいですからね」(安田さん)

 

他にも、防水機能付きで泳いだ距離が分かるスイミングに最適なものや、走っているときのピッチが分かるランナー向けのものもあるのだとか。ある程度しっかり運動をしている方にとってはそれらの機能も役立ちますが、これから運動習慣を身につけようと思っている方は、手軽なものから試してみると良いかもしれません。

 

スマートウォッチ便利機能(3)[睡眠診断]

株式会社ティップネス 商品部 スペシャリスト 安田剛さん

 

意外なことに、3番目の便利機能として挙がったのは「睡眠診断」でした。トレーニングとはあまり関係がないように感じますけど……。

 

「最近のスマートウォッチでは睡眠の質を知ることができるものも多くあります。生活の質も運動の質も、そして仕事の質も、すべてにおいて睡眠が基本です。一度自分の睡眠の質を見てみると良いですね。スマートウォッチを着けて寝ると、寝返りの回数や心拍数などからいろいろなことが分かります。深い眠りと浅い眠り、それが睡眠中のどの段階で起きているかをフィードバックしてくれます」(向井さん)

 

スマートウォッチを使えば、トレーニングも行動も進化する!

最後に、お二人にスマートウォッチの魅力についてまとめていただきました。

 

「日常生活でのログを見られると、動く習慣に繋がると思います。『今日は普段よりも消費カロリーが少なかったから、ひと駅手前で降りて歩いて帰ろう』とか、『夕飯を少なめにしよう』とか。そういうことに気付けるのは良いですよね」(安田さん)

 

「自分の活動量の傾向が見られることで、生活を変えてみようという動機につながるでしょうね。物事を続けられる方は、ログをこまめに見るなど、自分の行動を振り返るツールを役立てている傾向があります。何かを変えるきっかけが欲しいと思ったら、スマートウォッチを使ってみるのはおすすめです。特に心拍数は、健康状態や体力などいろいろなことが見えてくるので、日常的に観察するといいですね」(向井さん)

 

スマートウォッチをうまく活用すれば、トレーニングも毎日の活動もより効果的なものになるんですね!

 

 

取材・執筆/河辺さや香 撮影/山地彩香