プラスコラム
PLUS COLUMN

気になる歯の黄ばみ対策は?

にっこり笑ったときに白い歯がこぼれると、清潔感があり第一印象がぐんとアップしますよね。

健康で美しい白い歯は誰もが憧れるもの。

黄ばんだ歯をなんとかしたいと願っている人も多いのではないでしょうか? 

今回は歯の黄ばみ対策について考えてみたいと思います。

 

日本人の歯は黄色みがかっているのが普通

ハリウッドスターや海外セレブの真っ白な歯――あんなふうになりたいと憧れますが、

もともと日本人の歯は黄色っぽいのが普通だそうです。

歯の白さを左右するのは、歯の表面のエナメル質とその内側の象牙質。

象牙質の色みとそれを覆うエナメル質の厚さと透明度によって

その人の歯の色みが決まるといわれています。

歯の色は人によってもさまざまですが、これは人種によっても特徴があるそうです。

白人や黒人は黄色人種に比べて遺伝的にエナメル質が厚くて歯が白く見える人が多いのだそうです

一方日本人の歯はエナメル質が薄くその下の象牙質が透けやすい傾向があるために、

黄色みがかった色に見えるといいます。

歯の色は、肌とのコントラストもあるので、私たち日本人が強すぎるホワイトニングを

してあまりに真っ白な歯にしてしまうと、かえって不自然に見えてしまうことがあるようです。

 

歯の表面が黄ばむ原因はコレ

とはいえ、黄ばんだ歯やヤニの付いた歯では魅力も半減します。

歯の表面が黄ばむ原因には、以下のものがあるといわれています。

・タバコを吸う

タバコのヤニが、歯の着色の大きな原因になるといいます。

中でもタバコの含まれるタールは前歯のヤニのおもな原因になっているそうです。

タバコを吸っている人の部屋は壁紙が黄色くなりますが、

あれと同じように歯も黄ばんでくるというわけです。

 

・お茶、コーヒー、紅茶、赤ワインをよく飲む

お茶、コーヒー、紅茶、赤ワインなども歯の着色の原因の1つ。

またチョコレートやカレ―の色を出すターメリックも歯に着色しやすいそうです。

対処法としては、口の中が乾いていると着色しやすいので、

これらのものを飲食の前後に口をすすぐといいといわれています。

また、飲食後の歯磨きも大事なポイントのようです。

 

・虫歯がある・神経が死んでいる

虫歯になって歯が黄ばんだり、歯の神経が死んでいると歯が黒っぽくなるそうです。

 

・加齢によるもの

年をとるにつれて脂質が変化して少しずつ歯の変色が目立ってくるといいます。

 

そのほか、生まれつきの歯の黄ばみや、薬の副作用によるもの、歯磨き不足も歯の黄ばみの原因になるそうです。

 

歯の表面の黄ばみは磨きすぎも原因に

歯磨き不足がダメなのはわかるのですが、驚いたことに歯の磨き過ぎもNGなのだとか。

歯を白くしようとしてゴシゴシ歯を磨いていると、エナメル質が削れてかえって歯が汚れやすく、

黄色く見えてしまうケースがあるのだそうです。

また、歯の磨き過ぎは知覚過敏も起こしてしまうそうなので、くれぐれも力任せに歯を磨かないこと。

歯ブラシを「鉛筆もち」にして小刻みにやさしく磨くのがポイントのようです。

自己流で行うよりも、歯医者さんに行って正しい歯の磨き方を指導してもらったり、

歯のクリーニングやホワイトニングをしてもらうと安心です。

 

 

<参考URL>

*歯が黄色くなる8つの原因と治療法(池田歯科大濠クリニック)

 http://www.art-smile.com/column/12211.html

 

*人種による歯の色の違いについて(きらら歯科)

http://kirarashika.com/archives/7931

プロフィール

医療ライター
中出 三重

株式会社エム・シー・プレス勤務(医療ライター・編集者)

*出版社勤務、フリー編集者を経て、企画・編集室/株式会社エム・シー・プレス勤務。

*女性を取り巻く医療と健康、妊娠・出産・育児の他、予防医学、治療医学などを中心に、多くの単行本を企画・編集・執筆。

*楽しく食べること、おいしく飲むことをこよなく愛する。休日の楽しみは公園ごはんと街歩き。