卵巣機能不全
[らんそうきのうふぜん]
女性特有の病気 子宮・卵巣
- 子宮内膜症
- 子宮内膜増殖症
- 子宮腺筋症
- 子宮筋腫
- 子宮頸がん
- 子宮頸管ポリープ
- 子宮頸管炎
- 子宮体がん
- 子宮下垂・子宮脱
- 子宮内膜炎
- 非特異性腟炎
- 外陰炎
- 萎縮性腟炎
- バルトリン腺炎・膿瘍・のう腫
- 子宮腟部びらん
- 不正出血(機能性(子宮)出血)
- 卵巣機能不全
- 多のう胞性卵巣
- 卵巣がん
- 卵巣のう腫
受診するなら
婦人科、女性外来
卵巣の機能が十分にはたらかない状態です。そのために、女性ホルモンの分泌が少なくなったり、まったく分泌されなくなくなったりします。
症状
月経周期が乱れたり、無月経になることがあります。
年齢によって症状は異なりますが、女性ホルモンが分泌されなくなるために、情緒が不安定になったり、お肌が乾燥したり、腟粘膜の潤いが失われて性交痛が出たり、からだのほてりやのぼせ、イライラなどの更年期障害のような症状がでることもあります。
原因
女性ホルモンは、脳の視床下部→下垂体→卵巣というルートで分泌されます。そのどこかに問題が発生していると考えられます。トラブルが発生する原因としては、急激なダイエットや肥満、精神的なストレス、運動のしすぎ、下垂体やその周辺にできた腫瘍などがあります
。
また、甲状腺の異常や薬剤の内服(抗うつ剤や胃薬など)などが原因となって起こることもあります。
治療
卵巣機能を戻すホルモン療法を行います。
妊娠を希望する場合は排卵誘発剤を、妊娠を希望しない場合は低用量ピルを用いて卵巣機能を回復させます。
ダイエットなどの肉体的なストレスやメンタルな原因が考えられる場合は、それを取り除くことも必要となります。
また、症状が軽ければ、漢方治療のみを行うこともあります。