加齢臭なんていわせない vol.2

この生活が加齢臭を増加させていた

男４０代は、まだまだ若い働き盛り。加齢臭といわれてピンとこない人も多いだろうか。しかし、実は男性の加齢臭は性ホルモンが低下してくる４０代か ら出現することがわかっている。自分のニオイはイマイチわからないもの。まずは、以下のテストで加齢臭の自己チェックをしてみよう。
 

加齢臭チェックテスト

　以下のあてはまる項目にチェックを入れてください

□ 枕の汚れが気になる
□ 朝起きると枕が臭う
□ ワイシャツの首回りの汚れが目立つ
□ 過労や睡眠不足が続いている
□ お酒をよくのむ
□ 脂っこい食事が好き
□ タバコを吸っている
□ 日々ストレスを感じることが多い
□ 運動不足である
□ 歯を磨かないで寝てしまうことがある
 

　*３個以上あてはまる人は要注意。５個以上あてはまる人は加齢臭を放っている可能性が大。

さて、結果はどうだっただろうか？　チェックが３個未満だった、という人も安心してはいられない。加齢臭は誰もが避けては通れないニオイの老化現象。「いずれ自分にも訪れる」と考えて、今からしっかりと対策をとることが必要だ。
 

ところで、同じ年齢でも加齢臭がキツイ人とそれほどでもない人がいる。その差はどこから来るのだろうか？　実は、加齢臭にはライフスタイルが大きく影響している。

あなたはこんな生活を送っていないだろうか？​

こってり系の食事やジャンクフードが好き

焼き肉やフライ、トンカツ、ラーメンなどのこってり系の食事が好き。スナック菓子、インスタント食品をよく食べる――こんな人は加齢臭が強いことが多い。

加齢臭のもとのなる物資「ノネナール」は皮脂中の脂肪酸と過酸化脂質が結びついて発生する。高脂肪食やジャンクフードは加齢臭のもととなる皮脂腺中の脂肪酸を増加させるので、要注意。まずは肉類やジャンクフード中心の食生活を改めよう。

また、体内に活性酸素が発生すると過酸化脂質も増えていく。活性酸素の働きを弱める働きのあるビタミンＣ、Ｅ、カロチンのビタミン群を多く含む野菜類、とくに緑黄色野菜を積極的にとることをおすすめしたい。

酒をのみすぎてしまうことが多い

アルコールを飲むと肝臓でアセトアルデヒドという物質に分解される。アセトアルデヒ ドには、強い刺激臭があり、体外に排出されずに体に残留したものは口臭の原因になったり汗と一緒に排出されて体臭の原因になる。若いつもりでも肝機能は年 齢とともに確実に低下していく。アルコールはくれぐれもほどほどに。

タバコを吸う

喫煙者は自分では気づかないが、ニコチンとタールで、なんともいえない不快な口臭を放っている。また、服についたタバコ臭さに加齢臭が加わると臭さも倍増する。今こそ思いきって禁煙にチャレンジしてみては？

ストレスが多い

人は、強いストレスを感じると体内の活性酸素が増加する。活性酸素が増えれば、過酸 化脂質も増えて、加齢臭が強くなる。職場ストレスは多かれ少なかれ、誰もが感じるものだが、大事なのはストレスに押しつぶされないようにストレスマネージ メントをすること。スポーツ観戦をする、体を動かす、好きな映画や音楽を楽しむなど、自分なりの方法でストレスケアを心がけよう。

運動不足である

運動不足も加齢臭の原因になるといわれている。体内に蓄積した脂肪が増えると、結果 的に脂肪酸が増えるので、ノネナールが発生し、加齢臭もひどくなるそうだ。デスクワークの人はとくに運動不足の可能性が高い。加齢臭ケアをするなら、 ウォーキングなど適度な有酸素運動を継続して行うことをおすすめする。

加齢臭を強くする生活習慣――当てはまる項目が多くてドキッとした人もいるのではないだろうか？　加齢臭対策は、実はそのまま生活習慣の予防対策に もつながる。加齢臭プンプン、メタボまっしぐら、などということにならないように、まずはできるところから少しずつ生活改善を行っていこう。
 

なお、皮膚や衣類を清潔に保つことも加齢臭対策の大事なポイントになる。入浴時は後頭部や耳の後ろ、首筋など加齢臭が発生しやすい場所はていねいに洗い、汗をかいたらまめに着替えたり、制汗剤や汗ふきシートもフルに活用するとよいだろう。
 

もうクサイなんていわせない。「脱・加齢臭」生活を送って、爽やかオヤジ宣言をしよう！