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+ライフスタイル

サプリメントのおはなし
vol.17

気をつけたい摂取のタイミング

10.3.1更新

食後に摂りたい脂溶性、分けて摂りたい水溶性

サプリメントのラベルの表示には、法律により、摂取のタイミングに関する記載の制約があるので、食後とか食前などという細かい指示がないため「いつ飲めばいいのかわからない」と迷っている方は多いようです。食品だからいつ飲んでもかまわない、というのは建前で、素材によっては好ましい摂取タイミングがあるので、知っておくといいでしょう。

一般にビタミンやミネラルは、胃で活発に消化が行われている食事中や食後すぐに飲むのがよいとされています。とくに脂溶性のビタミン(A,D,E,K)は、胃で食物の脂肪分が消化されるときにその消化の助けを借りることで吸収されやすくなります。コエンザイムQ10やEPA・DHAなども同様です。逆に、こうした脂溶性物質を空腹時に摂取すると、吸収されずにそのまま体外に排出されることも考えられるわけです。これではせっかくのサプリメントも無駄になってしまいますね。

一方、水溶性のビタミン(B、C)については、およそ3~4時間で体外に排泄されるので、1回にまとめて取るよりも、何回かに分けて取った方が効率がいいと言えます。 

またアミノ酸が配合されているサプリメントは、空腹時がよいとされています。食前30分か、食後2~3時間経ってから取るのが望ましいでしょう。食事と一緒に取ると、食物に含まれるたんぱく質が優先的に消化吸収されるので、アミノ酸が利用されにくいと考えられるからなのです。

視力低下の予防によいとされるアントシアニンを含有するブルーベリーやビルベリーでは、タンニンもまた多く含むので、空腹時は避けましょう。胃痛を起こさないためにも、食後に取る方がいいでしょう。

ところで、一般に吸収率は、起きて活動しているときより寝ているときの方が高くなるといわれています。たとえば風邪をひきそうなとき、その対処に有用な亜鉛やビタミンC、セレンなどは、夕食後や就寝前により多めに取ることで、その効果が期待できると考えられるのです。あるいは日中の重労働で疲労感の強いときなども、代謝を助けるマルチビタミン・ミネラルを夕食後にしっかり補給しておくといいでしょう。

このような基本的な摂り方を知ったうえで、それぞれの製品の目的に適った摂り方をすることが、効果をあげるコツだといえるでしょう。

後藤典子ジャーナリスト NPO日本サプリメント協会理事長

同志社大学文学部を卒業後、編集プロダクションを経て、ジャーナリストに。
おもに政治・経済評論をテーマにした取材、執筆を主軸としてきたが、サプリメントの取材をきっかけに、市場の歪んだ情報の蔓延に義憤を感じ、生活者のための公正中立な情報の必要性を痛感して、2001年6月、NPO(特定非営利活動法人)日本サプリメント協会を発足、情報機関として活動を始める。
マスメディアにおいて企画・執筆・意見発表を行うとともに、生活者や企業に向けての講演活動を通じて、ヘルス・プロモーションの啓発に努めている。
他方、サプリメント指導士の養成、健康相談、専門家のネットワーク構築、サプリメント商品の評価などの市場育成活動を推進している。
2008年7月には「情報の改革」を掲げて、NPOが運営する健康支援ギャラリー「Voix(ヴォア)」を東京・青山に開設。

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