納豆や卵黄、魚が、元気な脳をサポート
ふだんの生活の中で、「脳の老化のサイン」にドキッとすることはありませんか?よく知っているはずの友人の名前を思い出せない、肝心の用をうっかり忘れてしまう、といったこれまでにない物忘れが出てくると、「呆け」への不安が募りますね。人によっては、新しいことへの好奇心が失せたり、異性への興味が薄れてしまうといったネガティブな性質になることもありますが、こうした脳の老化のサインをしっかりキャッチしましょう。そして何より早めの予防と対策を実践することが大切です。
さて、脳の老化の要因は、まずストレス。ストレスやそれに伴う疲労が、脳にダメージを与えて働きを鈍化させます。あなたの日々の生活を振り返ってみてください。仕事のトラブルや、人間関係の悩みを抱えていませんか?また忙しさにかまけていい加減な食事をしていると、栄養不足がそのまま脳の衰えを早めてしまいます。
脳細胞はおよそ140億個もあるのですが、成人になる頃から1日に10万個の割合で死滅していきます。しかも、からだの他の細胞と違って二度と再生しません。と、聞くと、夢も希望もなくなってしまいそうですが、ご心配なく。脳細胞は減少しても、細胞と細胞を結んでいる情報伝達回路を増強できれば、脳はいつまでも若くて元気に働いてくれるのです。
では、若々しい脳を保つコツは?というと、情報伝達物質をつくる栄養素の補給を抜かりなく行うことと、情報回路に常に刺激を与えてやることです。
補給したい栄養素は、まず情報伝達物質であるアセチルコリンのもとになるレシチンを。納豆やおからなど大豆製品や卵黄に多く含まれます。またレシチンの一種でホスファチジルセリン(PS)というサプリメント成分がありますが、脳の細胞膜を構成する重要な成分で、衰えた脳機能を回復させるパワーを持っています。加えて、魚の脂に多いDHA(ドコサヘキサエン酸)も脳の活性化には欠かせない成分です。
一方、脳細胞に酸素や栄養素を運ぶための血行促進も老化予防のポイント。ビタミンEやイチョウ葉エキスがこれを助けます。
ところで、脳細胞は酸素消費量が大きく活性酸素が発生しやすい部位でもあるのです。酸化を防ぐためには、抗酸化作用のあるビタミンC,Eやポリフェノール、色素成分であるカロテノイドなどをふだんから取り入れて。
また女性の場合は、更年期以降のホルモンの喪失とアルツハイマーの関係性がいわれていますが、予防には大豆イソフラボンが一役買ってくれるでしょう。