芸術の街ニューヨークで楽しむ、オペラの冬
ニューヨーカーの冬の余暇のすごし方は様々ですが、中でもオペラに足を運ぶ人は少なくないはず。ニューヨークは芸術の街と呼ばれるにふさわしく、美術館、ギャラリー、コンサートホールと芸術に関わる施設が数多くあり、身近に芸術が楽しめます。ストレスの多い都会生活ですが、芸術に触れる事でストレス解消ができて、心が豊かになるような気がします。オペラはわたしの大好きな冬のイベントの一つ。日本に住んでいたときも数回オペラに行った事がありますが、ニューヨークの方が断然値段が安く手軽に楽しめます。一番安いファミリーサークル(最上階)だと値段は$25からなんていうのもあります。例えが的確か分かりませんが、日本人が歌舞伎を観にいくのと同じような感覚だと思います。少しおしゃれをして時代を超えた芸術を楽しむって、何か素敵な気がしませんか?
マンハッタンにはニューヨークシティオペラとメトロポリタンオペラ(メットオペラ)と二つの歌劇場があり、中でもメットオペラは出演者、セット、衣装共に芸術性レベルが高く、世界的にも有名なオペラ座です。そのメットオペラは今年で125周年を迎え、大変盛り上がっています。また、普段は数百ドルもするオーケストラ席が毎週月曜日にメットのウェブサイトで応募すると当選者はたったの$25でチケットが購入できるなんていうプロモーションも今年は行っています。(応募要綱によると、アメリカに住んでいないと応募できないみたいです)なんとラッキーにもわたしはその抽選に当選し、$25でオーケストラ席をゲットすることに成功。「Tristan und Isolde」というワグナーの5時間もののドイツオペラを鑑賞してきました。
当日は、ぎりぎりに会場に到着したので、先ずは、クロークにコートを預け着席。友達からワグナーは事前に内容を理解しておかないと分からないよとアドバイスされたのを思いだし、配布されたパンフレットのSynopsis(あらすじ)をチェック。途中3回の休憩があり、その時にサーモンサンドとレモンパイを食べました。優雅にシャンペンを飲んでいる人もいましたが、眠くなってしまうと困るので、その人達を横目にカフェインたっぷりの紅茶を飲んでまた着席。因みに、メットオペラ歌劇場自体の建物・内装が芸術なので休憩中にじっくりと会場を見るのがポイント。
今回のメインキャラクターの二人の役者の声はいまいち迫力に欠けたような気がしますが、Daniel Barenboim指揮の演奏は最高でした。普段は一番安い席で鑑賞しているので、良い席だとここまで違うのかと感激でした。午後7時半~午前12時半ととても長時間のオペラで、家に着いたのは1時半くらいでしたが、充実した週末の過ごし方でした。