
からだはクタクタに疲れているのに、夜ベッドに入ると、目がさえてしまう。やっと眠れたと思っても、夜中目覚めてしまったり、眠りが浅くて疲れがとれない。不眠はからだにも心にも負担をかける症状です。
仕事がハードで疲れがたまったり、ストレスや悩み事があると、睡眠の質を低下させます。疲れているときこそ、ぐっすり寝て、か
らだも心も休めたいのに、眠れないとよけいストレスは増してしまいます。疲労、悩み事、ストレスが原因となる不眠は、だれにでもおこりうる症状。睡眠のリズムが乱れると女性ホルモンの分泌も乱れやすくなり、生理不順や月経前症候群(PMS)の原因にもなります。
不眠の原因となるストレスや悩みを解消し、仕事や生活の状態を整えることは大事ですが、眠れな
い状態を長く続けないように、早めに病院で睡眠導入剤や安定剤をもらって服用しましょう。もちろん、薬だけに頼ることなく、根本的な原因を解決するまでの手助けとして上手に使いましょう。
また、月経前症候群(PMS)で生理前のさまざまな症状のひとつとして不眠がおこっているなら、低用量ピルも効きます。さらに、更年期症状のひとつとして不眠がおきているなら、ホルモン補充療法を行なってもいいでしょう。
不眠になりやすい人は、夜ゆっくり過ごす習慣と環境づくりを心がけましょう。夜は神経を興奮させるようなコーヒーはやめ、持ち帰り仕事を控え、けんかも夜はしないようにして。気持ちよく睡眠に入るために、早めにベッドに入ってアロマセラピーをしたり、好きな寝具に変えたりして、ベッドでリラックスタイムを送る工夫も大切です。
朝、太陽の光を感じて起き、夜の活動は控えて寝る態勢を整えましょう。デスクワーク中心の仕事だと、一日のうち、ほとんど太陽を見ずに過ごすため、不眠になってしまうことが多いようです。運動もかねて、朝少し早めに家を出て、太陽の下でひと駅分、歩いてみてはいかがでしょうか。
また、夜に、昼間の緊張を引きずるとどうしてもうまく眠れません。仕事のオンとオフをどこかでしっかり切りかえ、パソコンや携帯メールを前にする時間を決めるなどして、眠りのための安らかな時間をつくってください。
夜、早めにお風呂に入りましょう。入浴後すぐは眠れません。ゆっくりする時間の余裕をもって。
半身浴はからだをリラックスさせ、適度な疲労感もあって、快眠につながります。また、冷えて眠れないこともありますので、毎日湯船に入りましょう。もちろん、アロマオイルを湯船に数滴入れるのも効果があります。
カモマイル、セントジョーンズワート、パッションフラワー、ホップなどのハーブサプリやお茶は、ゆったりとした眠りへ誘ってくれます。夜はカフェインのあるコーヒー、緑茶、紅茶は控えて、入眠効果のあるハーブティーにしてみては。
腹八分目も眠りの条件。特に、夕食は食べすぎないように注意しましょう。もちろん、お酒の飲みすぎもNGです。食事中に少しのお酒ならいいですが、飲みすぎと寝酒はかえって目がさえてしまいます。
眠りを誘う食べ物はれんこん。皮をむいて薄く切ってゆで、好みのドレッシングをかけて食べて。
酢水につけて、おろし金ですって、コンソメスープや澄まし汁の中に落としても美味しくいただけます。すったれんこんをおかゆに入れて食べるのもおすすめです。
出典:『キレイな[からだ・心・肌] 女性ホルモン塾』 対馬ルリ子、吉川千明 著 / 小学館 刊