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女性ホルモン塾

17貧血気づかないうちに進行しているので要注意!

こんな症状

駅の階段を上るとすぐ息切れする。疲れやすく風邪をひきやすい。お肌がなんとなくくすんでいる。目の下にクマができやすい。頭がクラクラする。こんな症状は貧血の証拠。

原因は?

若い女性は生理時の出血過多が貧血の原因となっていることがほとんどです。血液は全身を流れ、体温を保ち、血液と一緒に酸素も運びます。貧血の程度は血液中のヘモグロビン値で測りますが、貧血だと血液濃度が薄いため、酸素を充分体内に行きわたらせることができません。いわば、体内が酸素不足に。酸欠状態が長く続くと、心臓に負担をかけ、心不全や心臓肥大など、重大な病気を引きおこします。貧血はすぐに治療することが必要です。また、子宮内膜症、子宮筋腫などが生理時の出血を増やしていることも。さらに、胃潰瘍や痔による貧血も考えられます。

ルリ子先生のメディカルアドバイス

貧血症状を自覚したらすぐ検査を

成人女性のヘモグロビンの正常値は、12~16g/dlです。1回の生理で、ヘモグロビンが10g/dl
以下に落ちる人も。こうなると、駅の階段を上るだけで息切れしたり、クラクラしてしまいます。風邪もひきやすく、疲れやすくなります。このような貧血症状を自覚したら、すぐに受診を。
貧血は自分で気づかないことも多いので、生理の出血量が多かったり、息切れ、ふらつき、疲れ、風邪をひきやすい、肌のくすみ、乾燥などの症状が続いたら、血液検査で調べてみましょう。
子宮内膜症や子宮筋腫が原因で、貧血になっているのなら、手術が必要かどうか、よく医師に相談してみてください。

鉄剤でかなり改善

貧血は、鉄剤を服用することでかなり改善できます。鉄分がからだに充分行きわたり、貧血状態が改善すると、驚くほど体調がよくなり、息切れ、疲れなどがなくなります。

子宮筋腫や子宮内膜症があったら

子宮筋腫や子宮内膜症治療には、経血量を少なくするために低用量ピルを処方することもあります。漢方薬が有効な人もいます。
「ダナゾール」、「Gn-RHアナログ」などのホルモン剤で卵巣機能を低下させ、卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)量を抑える方法もあります。エストロゲン量を抑え、生理を止めて子宮筋腫や子宮内膜症が進まないようにします。ただし、長期間使うと、骨量低下などの副作用がありますので、長く使える治療薬ではありません。それにくらべ、低用量ピルは作用は穏やかですが数年~数十年と長期に使えます。
医師とよく相談して、貧血の原因をつきとめ治療しましょう。もちろん、貧血を解消するためには、日常生活のケアも大切です。

千明さんの日常生活アドバイス

ビタミンB、Cと鉄分を補給

ビタミン群のひとつ葉酸の欠乏で、貧血になるケースもあります。貧血がわかったらビタミンB群を
補給しましょう。また鉄の欠乏による貧血の人は、鉄分の補給が必要。鉄はビタミンCがないと吸収されないので、鉄と一緒にビタミンCもとりましょう。鉄は体内でリサイクルされるミネラルなので、必要量だけ補給すればOK。出血量が多い、食事が充分でない人はサプリメントで補給しましょう。1日12mgとれば充分です。

天然鉄分いっぱいのハーブ

最近、花粉症ケアのハーブサプリメントとして注目されているイラクサ(ネトル)はとても鉄分の多いハーブ。パセリ、クレソンなども鉄分がいっぱいです。

鉄分豊富な食材たち

パセリ、クレソン、海藻は鉄分たっぷり食材。ミネラルも豊富です。

ミネラルを豊富に含む海藻、ひじきも鉄分補充にうってつけの食材です。ひじきは、色を真っ黒に仕上げるために鉄の釜で炊かれるので、素材プラスαの鉄分まで期待できます。
中国産の乾物で、茶色のわらびのような金針菜という食材も注目。乾物売り場や中国食材売り場にあります。ほうれん草の20倍の鉄分を含んでいます! ゆでたり、炒めたりして食べましょう。

出典:『キレイな[からだ・心・肌] 女性ホルモン塾』 対馬ルリ子、吉川千明 著 / 小学館 刊

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ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社