
立ちくらみのような軽いめまいから、グルグル目が回って歩けないようなめまいまで。めまいと耳鳴りが同時におこって、平衡感覚を保てなくなる人も少なくありません。
耳の奥にある三半規管は、からだの平衡感覚を保つ機能があります。血液や体液の循環が悪くなると、この三半規管に影響を及ぼし、めまいや耳鳴りを生じるようになります。
めまい、耳鳴りの症状をともなう病気には、メニエール病や中耳炎、顔面神経マヒ、うつ病などもありますので、耳鼻科や精神科、心療内科などを受診してください。貧血がないか、血圧は正常かも調べてみてください。異常がない場合は、ストレスによる女性ホルモンのバランスの乱れが原因と考えられます。月経前症候群(PMS)や更年期症状でも、よくめまいや耳鳴りが出ます。
ホルモンバランスの乱れや月経前症候群、更年期障害が原因の場合は、血流をよくする循環改善剤
や精神的に安定させる精神安定剤、漢方薬などを処方します。
女性ホルモンが足りない人には、低用量ピルやホルモン剤を処方します。女性ホルモン不足で、めまい、耳鳴りをおこしている場合は、改善するまで少し時間がかかることがありますが、ホルモン剤を飲んでいるうちに自分の内部のホルモンが安定し、少しずつ気にならなくなります。
過労、睡眠不足、ストレスの多い人ほど状態が悪くなりやすいので、体の変調にしたがって、仕事や生活のリズムを調整するように心がけましょう。また、精神的に気になることがあると、症状が治まらないことがあります。気になる背景を取り除く工夫も必要です。
めまいのレベルは人それぞれですが、運転などは控えたほうがいいときもあります。
リラックスが大事です。気分転換できるよう半身浴を習慣化して。アロマオイルを数滴たらして半身浴しながら、雑誌や本を読んだり、音楽を聞いてもいいでしょう。何事も、楽しんでやることが効果を高めます。
脳への血流量を増やす、イチョウ葉のサプリメントは、めまい、耳鳴りに有効です。
また、循環改善薬、強心薬として中国や西洋でも広く用いられているハーブ、西洋サンザシ(ホーソーン)のサプリメントを試してみてもいいでしょう。
血行を促進するビタミンEや、ピクノジェノールもめまいにいいといわれています。
最近、めまいが若年化してきています。冷え、ストレス、食事の乱れなどによって、からだが早く老化し、卵巣、子宮も老化し始めているのです。冷えと食事対策は大切です。ファーストフードやコンビニ食だけでなく、生の材料から作ったものを食べたいものです。
煮たり焼いたりは面倒だという人は、スチーム食はいかが。電子レンジでもいいのですが、できれば小さな中華せいろをいくつも重ね、野菜もご飯もみんな一度に蒸してしまいます。水分が逃げずに、美味しくできます。
オリーブオイルをかけたり、ごま油をたらしたり、油分をあとで調節できるところがミソ。ブロッコリー、アスパラガス、にんじん、お芋、なんでもOK! 老化対策になる健康美容食です。
出典:『キレイな[からだ・心・肌] 女性ホルモン塾』 対馬ルリ子、吉川千明 著 / 小学館 刊