
髪が細くなり、コシや張りがなく、パサついてヘアスタイルがまとまらなくなってきた。以前より髪の量が少なくなったように感じる。まだ、白髪には早いと思うのに、ヘアカラーをしないとならないほど白髪が目立って…。
髪の毛は漢方では「血余」といって、からだに充分栄養がいきわたり、最後の余った栄養が髪の毛に回るといわれます。髪の状態が
いい人は、ほんとうにからだもヘルシーな状態といえるでしょう。髪も皮膚の一部、たんぱく質(コラーゲンなど)からできています。栄養不足や貧血だと髪に栄養がいかなくなります。
ストレスなどによる女性ホルモンの低下は、髪の毛にも影響します。女性ホルモンのバランスが崩れると、血行が悪くなり、だんだんと髪の毛が細くなって傷んできます。同様に、更年期になって女性ホルモンが急減すると、髪の状態も急に老化します。白髪も、遺伝的な要因もありますが、精神的なストレスでも増えます。ほかに、基礎疾患があるために増える白髪もあります。髪の量が減るのも、女性ホルモンが減少すると、髪を作る毛母メラノサイトの機能が低下して、毛母が消失してしまうからです。
髪に栄養がいくようにするために、良質なたんぱく質をとりましょう。コラーゲンも髪の成分となりますので、とるといいでしょう。毛根の血流をよくするために、頭部マッサージもしてみてください。また、貧血だと、全身の血行が悪く、髪にも十分な栄養が届きません。貧血を改善することも大切です。
20代~30代で女性ホルモンのバランスが崩れていることが原因の人は、ホルモンバランスを整える工夫をしましょう。まずストレスを解消すること。体調を整えることが大事。フランスの海岸の松の樹液から抽出したピクノジェノールは、毛細血管を守る抗酸化の働きがあります。サプリメントで補給すると、頭部の血行促進にも役立つので試してみましょう。
毛根の血行がよくなるように、ブラッシングや頭皮マッサージを。ブラシは自然素材のもので頭皮の
血行をよくして。ホホバ油は髪にいいオイル。ホホバオイル5mlにローズマリーのアロマオイル(精油)を1滴入れれば抜け毛予防のオイルができあがります。地肌によく擦りこんでマッサージして。
シャンプー後は自然乾燥ではなく、ドライヤーでさっと乾かしましょう。生乾きか、乾いた状態でヘアオイルや専用のトリートメント剤を擦りこむと髪に栄養を補給できます。
40代から徐々に女性ホルモンが低下していくと、髪の症状も気になり始めます。髪の再生はむずかしいのですが、ホルモンの活性を高めてあげることは、髪にとっても、体調全般にとっても、若さを維持することになります。南米で精力剤として有名なマカは、欧米では更年期対策に使われているサプリメント。日本でも売られていて、髪にも効果があるという人もいるので試してみてはいかがでしょう。

血行をよくする栄養素は、まずビタミンE。サプリメントで補充してみてください。ごまにもたくさん含まれています。また、野草茶のスギナ(つくし)は、シリカというミネラル成分を豊富に含んでいます。皮膚、骨、髪の毛、爪をしっかりさせる働きがありますから、お茶としてたっぷり飲んでください。手ごろな価格で手に入ります。
髪によいミネラル成分が多く含まれている海藻はたくさんとりましょう。緑の濃い野菜は、ミネラルが豊富。パセリ、クレソン、イラクサなどは、髪や肌の不調を助けてくれます。
出典:『キレイな[からだ・心・肌] 女性ホルモン塾』 対馬ルリ子、吉川千明 著 / 小学館 刊